2月も半ばを迎え、春からの新生活の準備を開始した方も多いのではないだろうか。そんな心躍る季節を前に、今年も憂鬱な時期を迎えてしまった。もはや説明不要、花粉の〝襲来〟である。気象庁の飛散予測によれば、すでに九州北部・中国・四国・東海地方の一部では花粉シーズンに入っており、関東甲信地方でも、2月中旬には〝スギ花粉前線〟が到達する見込み。
そんな花粉飛散数は前年の夏の気象に影響されるという。具体的には前年の夏の「気温が高く」「日照時間が多く」「降水量が少ない」と、スギやヒノキの花芽が多く形成され、翌年春の花粉飛散数が多くなるのだ。
九州・四国・近畿・東海地方は、この条件に合致したため、花粉量は非常に多く、北陸・中国地方では例年並。東北・関東甲信地方も例年並みで、北海道は豪雨と台風の影響により、非常に少ないと、気象庁では予測している。
この予測を見ると、今年は春先だけでも北海道に移住したい、と思ってしまうが、そうもいかない……。というわけで服用薬はもちろん、マスクやメガネ、空気清浄器から花粉が付着しにくいコートまで、各種の対策製品の登場となるわけだが、そこに、ぜひ加えたいアイテムがある。それが今回フィーチャーするパナソニックの「衣類スチーマー NI-FS470」。
この衣類スチーマー、アイロン台は不要でハンガーにかけたまま衣類のシワをとれるので、出勤前の慌ただしい時間でも、簡単かつ手早く使える。しかも、この時期、気になるアレル物質対策にも有効だという。さっそく、その機能についてみていこう。
パナソニック
衣類スチーマー NI-FS470
オープン価格
本体外形寸法/約幅70×高さ140×長さ150mm
本体質量約690g (スタンド含まず)
スチーム量/毎分約11g(360°パワフルスチーム)
連続使用時間/約4分
アイロン面/セラミックコート
コード/250cm
NI-FS470の特徴としては、連続約4分間のスチーム噴射が可能で、その量も1分間で平均約11gとパワフル。しかもタンクの給水をチューブとおもりの可動式とすることで、ハンガーにかけた衣類に対して平行であれば360°どの角度でも給水=スチーム噴射が可能になった。
そんなスチーム噴射に関しては、スチームボタンの高さが約2mm高くなり、より押しやすくなった。このボタンを押している間は、スチームが続けて出る仕組みだ。
また、電源をオンにしてから使用できるまでの立ち上がり時間が約30秒とスピーディーなうえ、本体は立って使えように、電源コードは約2.5mのロングコードを採用している。
このスチーム能力により、衣類についた花粉・ダニ由来のアレル物質の抑制が期待できるのだ。冒頭で触れたように、これから本格化する花粉の季節。家の中に花粉が入り込む主な原因の1つが、実は衣類だという。衣類のこすれによる静電気や、表面の凹凸に入りこんだりすることで多くの花粉が衣類に付着するためだ。実際、衣類に付着して家の中に持ち込まれる花粉は、1時間の換気で窓から侵入する花粉の、なんと約6倍以上という指摘もあるほど(※1)。
これに対し、NI-FS470はアイロン面を生地に押し当てて使用することで、衣類についた花粉・ダニ由来のアレル物質の抑制効果があることが実証されている(※2)。上の写真のように帰宅した後や出勤前のコートやジャケットに使うことで、その表面に付着した花粉を手軽にケア。ぜひ、不快な気分の緩和に役立ていただきたい。
そんなアレル物質対策に加えて、アイロン台不要ですばやくシワ取りできる、スチーマーとしての〝実力〟も、改めて検証してみた。