初デートでの財布の中身は平均2.3万円、20代男性は平均2.8万円を準備して初デートに臨む
次に、“よそいきの財布の中身”として、気になる異性と初デートするとき、安心できる所持金を聞いたところ、「1万円超~2万円以下で安心」(33.5%)前後に回答が集まり、平均額は2万2764円となった。初デートなどの機会には、1万円札1、2枚は財布の中にいれておきたいと考えている人が多いようだ。
財布の中身を男女別、年齢区分別に比較すると、“よそいきの財布の中身”では傾向の違いがみられ、男性では2万7736円で女性の1万7792円より1万円近く高くなった。毎月自由に使える金額が3万円程度であったことを鑑みると、気になる異性と初デートするときのような“よそいき”の場面では、自由に使えるお金ひと月分に匹敵する金額を財布にいれておく男性が多いことがわかる。また、同様の質問を行なった過去2回の調査結果と比較すると、ゆるやかな増加傾向がみられ、よそいきの財布の中身は2年前(2014年)よりおよそ3.5千円高く(1万9227円→2万2764円)、普段の財布の中身は昨年よりおよそ1.2千円高く(8386円→9634円)なった。
20代で進むキャッシュレス化 「電子マネーを普段使いしている」73.9%、昨年比で4ポイント増加
続いて、全回答者(1000名)に、現金以外の支払い方法として、普段使いしている電子マネーは何種類あるか聞いたところ、「1種類」が35.5%、「2種類」が24.1%、「3種類以上」が14.3%となり、それらを合計した『電子マネーを普段使いしている』割合は、7割半(73.9%)となった。同様の質問を行なった昨年の調査では、『電子マネーを普段使いしている』割合が7割(69.9%)だったため、電子マネーを普段使いする人がやや増えている(+4.0pt)ことがうかがえる。また、居住地別に『電子マネーを普段使いしている』割合を比較すると、関東は86.3%で、その他の地域よりも高くなった。関東に住む20代では、普段使いの支払い手段として、電子マネーの利用が進んでいるようだ。
電子マネーは現金感覚で利用 1000円以下は「現金」か「電子マネー」払い、3万円以上は「クレジットカード」払い
では、現金とそれ以外の支払い手段はどのように使い分けされているのだろうか。金額毎に、どの支払い手段を選ぶか聞いたところ、小さな金額の買い物では「現金」、大きな買い物の金額では「クレジットカード」が多くなり、100円~1000円の買い物では「現金」が7割台(100円78.8%、500円73.2%、1000円71.4%)、3万円以上は「現金」よりも「クレジットカード」が多くなり、3万円では「現金」45.2%に対して「クレジットカード」49.6%、5万円では「現金」36.9%、「クレジットカード」57.5%、10万円では「現金」32.1%、「クレジットカード」62.7%となった。また、「電子マネー」を選ぶ割合に注目すると、1000円以下では現金に次いで選ぶ割合が高く、100円では18.2%、500円では21.6%、1000円では18.3%となった。電子マネーは現金払いに近い感覚で利用されているのではないだろうか。
【調査概要】
調査対象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする20歳~29歳の男女
調査期間:2016年10月5日~11日
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
有効回答数:1000サンプル(有効回答から男女×20代前半・後半が均等になるように抽出)
調査協力会社:ネットエイジア
文/編集部