二十四節気のひとつで、暦の上で冬の始まりを告げる立冬から早くも10日余り。まもなく雪の降り始めを告げる小雪(しょうせつ)がやってくる(2016年は11月22日)。季節は確実に本格的な冬へと向かっているのだ。
今年の冬はラニーニャ現象の影響で平年より低めの気温を予測する報道もあり、そろそろウールなど毛素材のコートやスーツを用意しておきたいところ。ところが、先シーズンからクローゼットに入れっぱなしにしておいたため、いざ取り出してみたところ、かけジワがついていた、という経験をお持ちではないだろうか。シワはなくとも、コートから漂うタバコ臭や防虫剤のニオイが気になるケースも多い。
そこで、たまらずクリーニング店へ駆け込みたくなるが、少し待ってほしい。現在、注目の若手スタイリストとして専門誌から一般誌まで幅広く活躍する水野陽介さんは、こう話す。
「もちろん、頑固な汚れ落としやシミ抜きなどはプロの手を借りなければいけませんが、日々のメンテナンスをきちんと行なうことで、素材の風合いを保ち、長く着続けることができるのです」
水野陽介さん ビジネスウエアを中心に扱うセレクトショップのスタッフを経て、スタイリストとして独立。欧米ブランドを中心に、特にスーツに関する知識は広く深い。
そこで今回は、衣類のシワ取りだけでなく、脱臭や除菌、アレル物質対策にも有効なパナソニック「衣類スチーマー NI-FS470」を使いながら、〝洋服のプロフェッショナル〟である水野さんに、大切なワードローブのメンテナンスの方法と極意を教えていただいた。
その前に、衣類スチーマーの機能をおさらいしておこう。
パナソニック
衣類スチーマー NI-FS470
オープン価格
本体外形寸法/約幅70×高さ140×長さ150mm
本体質量約690g (スタンド含まず)
スチーム量/毎分約11g(360°パワフルスチーム)
連続使用時間/約4分
アイロン面/セラミックコート
コード/250cm