『辛さではなく“飽き”に我慢するサウナ』
“もうこれ以上我慢できない”じゃなくて“飽きてくる”。熱がグッと体に染み込んでこないようなサウナだと、この“飽きてくる”が出てくるのだ。
いいなァ〜と思うサウナの場合、たとえ10分超えたあたりからだんだん辛く感じてきても「もうちょっと入ってたい!」っていう気分になるんだけど、ここのサウナは8分あたりから、辛く感じてもいないのに、「ここにこれ以上いても、もうこれから先、体が温まらないんじゃないか?」っていう気がしちゃって出たくなってくる。
熱が体にも心にも響かないっつうかね。これ以上入ってるのは時間の無駄なんじゃねぇか? という感覚。それでも貧乏性なんすかね。料金だって払ってるんで、最低一回につき10分くらいは入ってないと元が取れないんじゃないか? って思いなおし、辛さを我慢するのとは、別の意味での我慢をし、10分たってからサウナ室を出て、体を流し水風呂へ。
ここで再度ビックリする。サウナ室があんなに混んでたんで、水風呂も混んでるかと思いきや、水風呂はガラガラっうつうかほとんど誰も入ってないッ!!
水温は水温計表示では16度だったけど、体感で18度くらい。塩素臭はあるけれど、誰も入らないって、あ〜ここ、あんまりサウナ好きはこないんだな〜と妙に納得する。
納得はするが、しつこいようだがオレは貧乏性だ!! この施設のボテンシャルの中から、できる限り工夫して気持ちよくなりたいと、しっかり水風呂には浸かる。
スーパー銭湯とか日帰り温浴施設とかのいい所は、必ず露天部分があるので、外気浴ができるということだ。2分程水風呂で体を冷やしてから、露天のベンチに座ってクールダウンを試みる。
ここで気付いた。もともとサウナで体の芯まで温まってない感じなんで、クールダウンする必要がないくらいで、水風呂だけでもう体が冷え冷えなのだ。
うわ〜こりゃあまずいな〜と2セット目のサウナ室ではもうちょっと長くいようと12分程また別の意味で我慢してみるが、予想した通り、長くいても全然体が温まらない!
もう今日は全然ダメかもしんないと落ち込んだ時に思い出した! サウナ師匠の一人の濡れ頭巾ちゃん師匠が、この施設は「塩蒸しサウナがいい!!」っていってたことを!! 探すと露天の一角に塩蒸しサウナがある。これだこれだ!!