■OKだったらスタンプくらい返してほしい!
最後はメールでは起きないけど、LINEだからこそ発生する男女のモヤモヤについてです。
女性同士でLINEをやり取りすると、会話の最後はスタンプの打ち合いになります。
A「◯日は12時に××集合ねー」
B「ありがとう!」&(お礼のスタンプ)
A(わくわく系スタンプ)
B(愛してるよー会いたいよー系スタンプ)
A(お礼系スタンプ&おやすみスタンプ)
このように、女子同士の会話の締めには、お礼を含めたスタンプのキャッチボールが無駄に何度も交わされます。
別にここまで無駄な(と言ってしまいましたが)やり取りを何ターンもせよとは言いませんが、せめて男性にも「了解」とか「楽しみ」的な返信くらいはほしいところです。
というのも、男性の多くは「了解した=無言スルー」で会話を打ち切る方がいるようで、女性からしたら「これ、ちゃんとOKだったかな?」という不安になるようです。慣れた関係なら「既読がついたからOKってことね」と女子側も理解できますが、それでも優しさがあるならできれば「了解」の一言くらい、返してほしいものです。
こうして考えると、LINEにおける男女差による弊害は、小さく常に起きているように思います。
筆者が個人的に気になっているのは、好むスタンプの種類の違いについて。多くの女性がラブリーな動物系を愛用しがちなのに対し、男性はアニメなど面白系を多用することが多いように感じるのです。その法則を知ったうえで男女を見ていくと、男性なのに女子御用達スタンプをバンバン使う人に遭遇すると、「この人って、女受けを狙ってるのかな?」と勘ぐるようになりました。LINEはただの連絡手段と思っていると、いろんな推測をされているかもしれませんよ。
★今回の教訓★
LINEには 連絡以外の 気持ちが詰まる
文/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com)
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所