女性がキスに応じるかどうかは、愛情ホルモンの分泌量が影響している。そこで、男性が誤解しやすい5つのシチュエーションを挙げ、乙女心を熟知する専門家に、その分泌度合いを解説してもらった。
女性が憧れるキスのロケーションは「ロマンチックでほの暗い場所」。このため、周囲の人の目がある場所や明るいところで求めても、拒否されるだけでなく、身勝手で思いやりに欠けた男だと判断されてしまうことが多いようだ。
◎1にムード2にタイミング
1万件を超える相談実績を持つ恋愛アナリストの坂田陽子さんは、「女性はキスにテクニックを全く求めていない」と断言する。
「女性が重視するのはムードとタイミング。人気があるのは夜景が美しい高台やホテルのバーなどほの暗い場所。良い香りや雰囲気のいい音楽も好条件。ただし、人目があるのは避けたい。二人きりになるタイミングを待ちましょう」
ロマンチックな場所で二人きりになれたとすれば、女性も〝キスされるかも〟と期待し始めるもの。
「ですから、ムード満点なのに女性が離れて歩いたり、自分との間にカバンを置いたり、急に多弁になったりしたら、それはキスされまいと防御している証拠。無理に迫れば彼女の心は一気に離れます」
次ページから、男性が「キスを求めているかも」と誤解しがちなシーンをピックアップした。欲望に満ちた男性は、女性のふとした行為でも「求めている」と勘違いしてしまう。だが、完全にOKだと言い切れるのはムードとタイミングが重なり、愛情ホルモンが高まった瞬間だけ。判断がつかない場合は、手をつないだり、軽く体に触れてみたりして、女性の反応をさり気なく確かめてみよう。
「恋人同士であってもサラリとしたキスのほうがベター。〝もっとして〟と思わせるくらいでやめる。それが夢中にさせる秘訣です」
恋愛アナリスト・坂田陽子さん
「坂田陽子の恋愛力アップ」主宰。女性探偵の第一人者でもあり、永年の経験から培った独自の視点とリアルな行動分析が特徴。相談件数1万件超の実績があり、各メディアを通じ恋愛にまつわる問題や悩みの解決をサポートしている。