小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

「男性で得をした」と思うこと、「女性で得をした」と思うこと

2018.03.29

■最も「得」だと感じる点、男性は「仕事」、女性は「サービス面」

sub3

 最後に、「特にどういった面で『得をした』と感じますか?」という質問をした。男性が最も多く選択したのは「仕事」で31.9%、次に「身体面」が22.9%、そして「収入面」が21.5%だった。「仕事」を選んだ理由としては、「会社勤めでは、昇進、給与すべてで女性より有利だから」(46歳/男性)、「選べる職業が多いから」(65歳/男性)、「重要な案件を任されるから」(58歳/男性)、「仕事に集中できるから」(32歳/男性)などが挙がった。

「身体面」に関しては、「生理がなく、更年期障害が起こりにくいから」(65歳/女性)、「力が強いから」(35歳/男性)などが、「収入面」に関しては、「男性の方が、収入が高い傾向があるから」(57歳/男性)、「昇進、昇給の機会を、同期の女性より多くもらえたから」(58歳/男性)などが挙がった。

 一方、女性は「サービス面」が最も多く32.4%、次に「服装・髪型・ケア・メイク」が22.7%、そして「支出面」が12.2%だった。「サービス面」を選んだ理由としては、「レディースデーなどの割引があるから」(28歳/女性)、「スイーツが無料だったりするから」(32歳/女性)などが挙がった。

「服装・髪型・ケア・メイク」に関しては、「髪型や服装で様々なおしゃれが楽しめるから」(42歳/女性)、「化けることができるから」(29歳/女性)などが、「支出面」では「奢ってもらえるから」(27歳/女性)、「レディースデーや女子会プランなどで、割引されたりするから」(22歳/女性)などが挙がった。

 今回の調査から、異性と比べて不公平だと感じている人の割合は、男女で大差がないことが分かった。また、「仕事」に関しては、観点は異なるが、男女ともに異性と比べて不公平だと感じている人が多かった。

 働く女性が増えたとは言え、すべての男女が全く同じ働き方をすることは難しい。例えば女性は出産・子育てによって、大半の場合、仕事のブランクが発生する。よって管理職の男女比率はまだまだ乖離がある。それは女性から見れば昇進の機会が少ないと映り、男性から見れば重労働と映ることもある。そのなかで、両者にとって働きやすい環境をどう整えていくか、は今の日本企業・組織の課題だろう。

 もう1つ特筆すべきは、「家事」や「育児」は、女性は不公平だと感じている人が多い一方で、男性は得をしていると自覚している人が少ないことだ。例えば「サービス面」は、男性が不公平だと感じている一方で、女性は得をしていると自覚している人が多い。

 また「収入面」も、女性が不公平だと感じている一方で、男性は得をしていると自覚している人が多い。家事・育児に関しては、まだまだ「女性がやって当然」と考えている男性が多いのだろうか。それとも、男性はやっているつもりでも、女性からはやっていないと判断されてしまっているのだろうか。男女の異なる視点が反映された、興味深い結果となった。

heartsickness-428103_960_720

■調査概要
・有効回答 20~69歳の男女864名
・調査方法 インターネットによるアンケート調査
・調査期間 2015年7月

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。