■連載/カーツさとうの最強サウナ熱伝
久しぶりに文句を書く!!
川崎駅近くの『R(仮名)』というサウナに行った時の話だ。この施設はサウナーの間でも特に話題に上がるようなこともなく、
「行ったことあるよ」
という人の話すら聞いたことのないサウナだったんだが、個人的には1年以上前からちょっと気にはなっていた。
ってのも! 店の公式フェイスブックを見ると、2015年の春頃に“サウナがロウリュウとして完全復活!!”なんて投稿があって、フィンランドのIKIサウナっぽいタワー型のサウナストーブが設置されてる写真がドーンと張ってあるのだ。
なおかつよく写真を見れば、サウナストーンは自然の香花石じゃなくてセラミック製。
普通これを見たら、
「“ロウリュサービス(店員がパタパタやるヤツ)”か“セルフロウリュ(客が自由にサウナストーブに水を掛けられるヤツ)”かわからないけど、そのどっちかが体験できるようになったんだ!」
と思うはずだ。タワー型サウナストーブってのはロウリュを効果的のためにするようなデザインだし、セラミックのサウナストーンっていうのはロウリュへの耐久性が強い石といわれている。こりゃもうロウリュだ! とオレも思ったんだが、フェイスブックの文章がなんかおかしいのだ。
“サウナがロウリュウとして完全復活”……“ロウリュ”が“ロウリュウ”表記になってるのはどうでもいい。“サウナがロウリュウとして”という表現にヘンテコリンな感じがしてしょうがなかったのだ。
“ロウリュ”とは、“行為”を示す単語であって、ストーブなどの設備を示す単語では絶対にありえないからだ!
最近よくいう“違和感”ってヤツですよ。この違和感って単語、最近なんでもかんでも使うヤツ多いけど、いや、いやもうこれに関しては間違いなく正確な使い方としての“違和感”であった。