★★★取材からわかった『ウルトラハードクリーナー』シリーズのヒット要因3★★★
1.洗浄力の高さ
ビルメンテナンスの現場で培ったノウハウを生かし、既存の住居用洗剤より格段に高い洗浄力を実現。1000円を超える高価格ながら、価格以上に見合う洗浄力を実現した点が支持された。
2.ストレートなネーミング
商品名は洗浄力が強力なことを端的に表したもの。洗剤の機能・特徴を表すものとしてはこれ以上わかりやすいものはなく、理解されやすかった。
3.店頭販促の成功
主戦場であるホームセンターは、様々な音が大音量で入り混じる空間。店頭で客の足を止め、商品に注目させる手段として、動画に注力した。とくに、聞き覚えがあり耳に届く声でナレーションを入れたことが功を奏した。
『ウルトラオレンジクリーナー』を含め、今年末までにシリーズ累計80万本の売上を目指すという同社。ラインアップは今後拡大してく予定だという。1000円を超えるので、住居用洗剤にしては高価だが、洗浄力を考えればコストパフォーマンスに優れ、必ずしも高くないといえる。
製品情報
http://www.rinrei.co.jp/home_care/house/05/ultra_hard_c_for-oil.html
http://www.rinrei.co.jp/home_care/house/04/ultra_hard_c_for-bath.html
http://www.rinrei.co.jp/home_care/house/02/ultra_hard_c_for-all.html
http://www.rinrei.co.jp/home_care/house/02/ultra_orange_cleaner.html
文/大沢裕司
ものづくりに関することを中心に、割と幅広く色々なことを取材するライター。主な取材テーマは商品開発、技術開発、生産、工場、など。当連載のネタ探しに日々奔走中。
■連載/ヒット商品開発秘話