小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

台北の夜市で人気の“カエルの卵”入りスイーツの正体

2016.09.23

カエルの卵、吸入事件
問題のパッケージ / (C)Hosang You

 旅先での楽しみのひとつが食事。特産に舌鼓を打ち、甘いスイーツとの出会いにほほを緩める至福の時だ。

 しかし、未知というのは怖いもの。いたずら好きの女神に、旅の達人もすっかり騙されたという。

■勇気を持って珍味に挑むも限界が…

 台北市内のあちこちを案内してくれた、台湾の友達である、チェンとパティが立ち止まったのは、ミルクティーを売っている、雰囲気のある屋台だった。彼女たちは、笑みを浮かべつつ話しかけてきた。

「ここではコレを、必ず食べないと!」

 彼女たちの説明によると、台北ではカエルの卵を入れたスイーツが一番人気だという。

「えっ? カエルの卵???」

 一瞬ドキッとしたが、経験することは一番の美徳だ、と常々思っている私ではないか! そうだ、食わず嫌いはやめよう。しかし、何が何でもカエルの卵はちょっと…

「少し味わうくらいでいいよー」という私の“弱気な”提案を、チェンはきっぱり断り、3杯買って1つずつを手渡しした。

カエルの卵、吸入事件
台北の中心街 / (C)Hosang You

 太いストローでひと口ちょびっと吸ってみると、ぬるぬるした黒い固まりが、ずるずると上がってくる。げっ…そうでなくても味気のしないミルクティーに、なんてことをするんだ…。

 正直、すぐさま投げ捨てたかったが、彼女たちの気持ちを考えると、ちょっとずつでも飲むしかなかった。結局は半分すら飲めず、飲みほずなんて到底耐えられない。ストローをくわえて飲むふりを時々しながら、彼女たちがよそ見して気を取られている隙に、近くにあった大きなゴミ箱へこっそり捨て、“証拠隠滅”に成功した。

カエルの卵、吸入事件
台北の夜市 / (C)Hosang You

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。