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ビジネスマンにとって「遅い帰宅時間」は午後9時、「午前様」はもはや死語に

2016.09.20

 ITの普及で、分刻みのタイムマネジメントが求められる一方、深夜の長時間労働が見直され「朝型勤務」が推奨されるなど、昨今のビジネスマンを取り巻く時間の概念は変化している。こうした環境の中で、ビジネスマンは日々の生活時間をどのように使っているのか。シチズンホールディングスが一昨年、20代〜50代のビジネスマン400人を対象に生活時間の使い方について行なったアンケートで、ビジネスマンの必要時間(睡眠・食事・勤務など)について「勤務時間」が調査を開始した35年間で最も短い時間となった。自由に使えるプライベート時間ではスマホの普及からか、テレビや、単なるネットやEメールの時間が減少した。帰宅時間は、遅くなる日は「ない」という人が3人に1人に。遅い帰宅時間の定義も、調査開始以来初の「21時」がトップとなり、「24時以降」と回答した“午前様”は1割未満だった。

 また、毎日自宅で夕食をとる人は半数。景気回復傾向と言われているが、勤務時間は減り、「早帰り」「内食化」傾向が続いている。リーマン・ショックや東日本大震災の影響から、生活様式の見直しが図られ、“働き方”にも意識の変化が見られる。職場とは4割、取引先とは2割の人が、休日のお付き合いをしていることがわかった。ただし、休日のお付き合いの代名詞“接待ゴルフ”の習慣は減っていることがわかった。

◆働き方の変化?「勤務時間」は減少、過去最短に

 続いて、ビジネスマンの生活に欠かすことのできない、睡眠・食事・通勤・勤務などの「必要時間」について、1 日の所要時間を聞いたところ、「勤務時間」(8時間26分)は5年前に比べ13分減となり、1980年の調査開始からの35年間で最も短い時間となった。リーマン・ショック不況(09 年〜)や東日本大震災の影響で、残業カット、時短、在宅作業が進んだり、昨今の深夜残業禁止、朝型勤務推奨といった勤務制度の導入など、ワークライフバランスによって人も会社も“働き方”の意識が変化していることが要因として考えられる。

「睡眠時間」の平日は6時間9分。5年前から7分増となり、30年連続の減少傾向から増加に転じた。平日の勤務時間が減ることで、食事や睡眠に時間をかけることができているということだろうか。一方、休日は35年連続減の6時間58分で7時間を切った。平日できないことを休日に片付けるため、または、休日のプライベートを充実させることに時間をかける人が増えているのではないだろうか。

◆35年前に比べ大幅減は、「読書」「外での飲酒・喫茶」「家族との会話」

 ビジネスマンは、プライベート時間をどのように過ごしているのでしょうか。週平均で聞くと、「インターネット・E メール」は、5年前に比べ2時間減少した。スマートフォンの普及によりネット環境に触れている機会は多くなっているが、ネット利用の目的がSNS やアプリ中心となり、従来のインターネットやEメールに限定された利用が減っているのだろうか。「テレビを見る」も5年前に比べ1時間14分減となり、7 時間を切った。調査開始以来初めて、1日あたり1時間未満という結果となった。1980年、2000年と比べると、およそ半分の時間で、特に20代では平均5時間20 分と大幅に減っている。

 その他今回の調査で分かったことは、35年前に比べ「読書」(−6時間47分)、「外での飲酒、喫茶」(−5時間36分)「家族との会話」(−3時間46分)が大幅に減少していることが分かった。35年も経つと、ライフスタイルも大きく変化するようだ。

 今回、新たに聞いた項目「朝活」(始業前の朝の時間におこなう勉強や趣味などの活動)の実施率は16.0%(64 人)でした。ビジネスマンの6人に1人が、1日あたりおよそ23分間(週5日勤務で換算)「朝活」を行っていることがわかった。具体的な内容を聞いたところ、トップ3は「運動・エクササイズ」(54.7%)、「読書(新聞・本・雑誌)」(32.8%)、「趣味一般」(26.6%)だった。

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