【うまくやり過ごす方法】
雰囲気も心も棘ばったオンナの、言わせるな察しろ!という無理難題には、挑まない方がいいでしょう。キリがありませんから。また平謝りしても「謝ればいいと思ってるんでしょ?」から始まる説教が待っておりますから、覚悟が必要であります。
棘のあるものに無防備に触れたら痛い思いを致します。血まみれです。勝てる見込みの無い局面では、オトコが取るべき行動は限られて参ります。そこで、一番の方法は「気にかけながら、そっとしておく」事です。変にしつこくすると癇癪を起こし兼ねませんから、職場なんかでもあまり突かない方が賢明であります。
ちなみに、「放置」は厳禁でございます。恋人には尚更でして、放っておくと不機嫌な御姫さんから鬼瓦よろしく、憤慨いたします。放っとけオーラは真に受けるべからずでして、良く言いますでしょう、「“大丈夫”の裏で泣いてるんだよ!」なんて。それです。
ですから、気を遣っているよ、気にしているよ、という雰囲気を醸し出しながら、そっとしておく事がやはり得策なのであります。その内、オンナの気持ちの整理が終わった頃に、唐突にコロッと機嫌が直ったり致しますから。
カギは忍耐と低姿勢であります。なんとも骨の折れる作戦。
また、あまりに面倒な人脈は切ってしまえ、という清々しさも相互にとって時には必要でございます。見切りましょう。
さて、サラリと綴ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか。いったい、いつ何処でイラッとされるか、男性からしたらハラハラものでありますね。そんな我が儘な女性を包み込む様な大きな男性に……なんてまさか言いません。本望でなくても、面倒を一時やり過ごす方法の伝授でございました。
文/松永舞香
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■連載/ゆとりのトリセツ