■シンガポール航空 エアバスA380での運航便
(実際のご利用時にはホームページなどで運航機材の確認を)
●SQ11便 成田20:50発 シンガポール3:00着(深夜※翌日)(~10月23日まで。この日はSQ9便として運航)
●SQ12便 シンガポール9:25発 成田17:30着(~10月22日まで)
●SQ12便 成田19:15発 ロサンゼルス13:25着(~10月22日まで)
●SQ11便 ロサンゼルス15:45発 成田19:15着(※翌日)(~10月22日まで)
運賃は、エコノミークラスでシンガポール行きが4万4000円~、ロサンゼルス行きが7万円~、プレミアムエコノミーでシンガポール14万円~、ロサンゼルス18万円~、ビジネスクラスでシンガポール22万円~、ロサンゼルス25万円~、憧れのスイートはシンガポール74万円~、ロサンゼルス82万円~となっている(燃油サーチャージ・税金などは別途必要。運賃の適用条件あり)。
現在の運航スケジュールでは夕方以降しか成田空港にはやってこないが、シンガポール航空のA380を明るい時間に見るには、シンガポールから到着する17時30分着の便を狙うしかない。飛行機は早めに到着することもあるので16時半以降から成田空港の展望デッキや周辺の撮影スポット(風向きによって異なるので注意)で待つのがいいだろう。基本的にはA滑走路を使うことから、第1ターミナルの展望デッキからはかなりの確率で見られるのだ。
8月14日、セントレアに飛来した際には展望デッキに多くの人が集まった。
セントレアのイベントで子供たちを案内したシンガポール航空の日本人客室乗務員
成田空港ではかつて、エミレーツ航空、ルフトハンザドイツ航空、エールフランス航空、大韓航空もA380を飛ばしていたが、現在ではシンガポール航空とタイ国際航空の2社のみ。今後、10月30日以降はタイ国際航空のみとなる。シンガポール航空は、定期便としての運用は外れるが、繁忙期にA380を期間限定で投入する可能性が高く、年末年始も関西~シンガポール線に投入される予定となっている。また、将来に目を向けると2019年にANAが羽田・成田~ホノルル線にA380を投入する予定で、訪日旅行客(インバウンド)がさらに増えればA380を日本路線に再投入する海外の航空会社が出てくることも考えられるが、確実に乗れる今、スケールの大きな飛行機で海外へ出かけてみるのもいいだろう。
取材・文/鳥海高太朗
航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What’s up? ANA」社外編集者。文化放送「オトナカレッジ」金曜日(月2回)に出演中。