■パワハラの境目が解らない!
本当にパワハラで悩み、辛い毎日を過ごしているゆとり世代も多く存在するのも現実でございます。自分ではそのつもりはなくとも、受ける相手が辛いと感じるケースもごまんとあるのですね。
そんな中、益々パワハラの境界線がどうもアヤフヤになっている気が致します。「自分の立場を利用して意地悪すること」と定義づけられておりますが、もっと解り易い問いかけがございますから、上司・先輩もゆとり達も自身に聞いてみて下さいませ。
【自分だけに向けられた悪意だろうか】
【特定の部下・後輩だけに辛くあたっているのではないか】
もし、特定の部下・後輩だけに意地悪をしているのなら、立派なパワハラでございます。仕事ができないから、会社のyため本人のため、というのは建前でございまして、裏にガッツリ個人の私的な感情が渦巻いているのであります。下の者に優劣を付ける様な大人にはならないで下さいませ。
そして、ゆとり達(後輩・部下にあたる人達)へ。
上司の悪口を同期と共有できるなら、それはパワハラされているのとは違います。皆同じ様にされているのですから、その上司はただの厳しい面倒くさい上司なのです。上記した様に、差別されているならば、アナタに味方はいないハズでございます。人は誰でも、自分に良くしてくれる人を無碍にはできませんから、アナタの話しや置かれている状況に同情はすれど、共に立ち上がってなどくれないものです。そこを見極めて、然るべき所に相談するのか、厳しい上司の言うことを聞くのか判断して下さいませ。
今回は筆者の毒を抑えた読み物になりましたが、いかがでしたでしょうか。
セクハラと違い、見極めが中々難しいのがパワハラでございます。暴力ならば視覚的に解り易いし判断も早くできますが、言葉の暴力や差別化など精神的に追いつめる/られる事例が多いご時世でありますから、余計です。
誰もが働き易い環境というのは、上司も部下も一緒になって作り上げるものなのでしょうが、どうも簡単ではないようであります。是非この流れで、近いうちにゆとり世代とセクハラについて触れたい所在でございます。
文/松永舞香
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■連載/ゆとりのトリセツ