■連載/35歳から履く大人の靴選び
大人に似合うシューズとは一体どんなものなのかを探る連載企画「35歳から履く、大人の靴選びシ」。シューズ業界の最前線で活躍するクリエイターの方たちに、現在のお気に入りとおすすめのシューズを紹介していただく。今回登場するのは、シューズデザイナーの鹿子木隆(かのこぎ・たかし)さん。
英国・ロンドンで靴作りを学んだ鹿子木さんは、1998年にシューズブランドRhythm Footwear(リズムフットウェア ※現 RFW)をスタート。シンプル&ベーシックなスタイルのなかに独自のカッティングが光るデザインワークが大きな魅力だ。
鹿子木さんが最近休日によく履いているのが、KEEN(キーン)の『UNEEK O2(ユニーク オーツー)』だという。2本のコードとソールユニットの組み合わせによって作られた『UNEEK』。足の動きに合わせて形状が変化するアッパーは、歩行時も足にしっかりとフィットする。『UNEEK O2』は、ヒール部分をクローズドにし、ストレッチ素材のライニングを採用したバージョンだ。
鹿子木さん:足に凄くフィットしてくれるし、歩きやすいんです。靴下も合わせやすいですし、もちろん裸足でも履けます。最初に見たときは、履き口が少し狭いかなとも思ったんですが、実際に履いたら気にならず、むしろフィット感の良さに繋がっているぐらいでした。ファーストモデルより軽量化もされていて、色々な点がちょうどよくなっている印象ですね。キッズサイズの展開があって、ウチの子供も履いているんですが、結講気に入っているようです。履き心地はスニーカーみたいに楽で、水に入ったバシャバシャ遊べるし、通気性があってすぐ乾く。川遊び、海遊び、キャンプなんかにピッタリだと思います。