
あらゆる文具・紙製品、オフィス用品が一堂に集まる「第27回 国際文具・紙製品展(通称:ISOT-イソット-)」。この展示会で7月6日、「第25回 日本文具大賞」のグランプリの発表が行われた。「日本文具大賞」には機能部門とデザイン部門があり、1年以内に発表された数多くのエントリー商品の中から、10製品を優秀賞として選定。その中から最も優れたグランプリ商品として選ばれた文具とは?
日本文具大賞の審査委員として、モノ系雑誌の編集長が多数参加。
■機能部門の優秀賞受賞商品
天野製作所『プロジェクタースタンプ』
LEDの光で印影が投影されるので、正しい位置を確認しながら捺印できる。本体の先端と中部にプラスとマイナスの電極を走らせ、手で印鑑を握ることで通電し、自動でライトが点灯する仕組み。印影を映し出すため、特殊プラスチックで印部が作られている。
馬印『筆タッチ』
既存のホワイトボードに使える書道セット。液だれしにくい特殊なインクを使用することで、トメ、ハネ、ハライといった筆の良さはそのまま、文字も美しく書ける。もちろん文字は、普通のホワイトボード イレーザーで簡単にキレイに消せる。書道教室や教育の現場などで役立つ商品。
プラス『Ca.Crea[カ.クリエ] プレミアムクロス』
A4書類を三つ折りにしてキレイに収納でき、手頃なサイズ感が人気のメモ帳『Ca.Crea[カ.クリエ]』。表紙に耐久性がありデザイン性に優れた含浸紙(がんしんし)を使用することで、手触りが良く、書きやすい強度を持たせた。中紙も万年筆のインクが裏抜けや裏移りがしにくい紙に変更。
LIHIT LAB.『スタンドペンケース』
持ち運びやすさだけでなく、使いやすさも兼ね備えたペンケース。上から押すだけで素早くペンスタンドに早変わりし、シリコン製の素材を使うことで自立性を高めた。そんな機能性はもちろん、ポップな色遣いやそのカラーバリエーションなども評価された。
<機能部門のグランプリはコレ!>
デザインフィル『knoxbrain LUFT』
システム手帳の表紙カバー。1枚の本革を使用し、オリジナルのバックプレート、リングの3パーツで構成されている。そのシンプルさと軽さ、全体的な薄さが新しいシステム手帳の姿として評価された。「携帯軽量性と使用勝手は賞賛に値する」と、審査委員長の川崎和男氏。