それを求めて最初は酒屋でいろいろ買ってきては試していた。しかし、こまごまといろいろなお店で探し回る時間もないので、もうネットで見つけて一升瓶を買い置きのスタイルにしようと決断。5年ほど前、ネットでいい通販のお店がないか探し、いろいろ見てここに行き着いた。名古屋の酒屋さんのWEBSHOPで、「焼酎アドバイザーのいる店」というコピーがそそる。
■京枝屋
ここのカテゴリー「麦焼酎」の充実ぶりに注目!
■麦焼酎
一升瓶なら6本まで送料が同じ(東京なら630円)となっていたが、さすがに、アフタービールにひとりで飲んでいてはそうそう減るもんじゃないので、1回に2本と決めた。そして、各銘柄の紹介文を読み、これは好みかなと思ったら頼んでみる。中には、レベルは高いけど好きではないものもあった。そんなこともくり返しつつ、この2銘柄に落ち着いた。両方ともかなり香ばく麦麦している。
両方、甲乙つけがたいので基本日替わりで交互に。ちなみに<おこげ>は、写真のは<円熟 おこげ 煎焦仕込み>という方だが、普通の<おこげ 煎焦仕込み>のほうが、品がないぶん(笑)好き。
香ばしい系で代表的な銘柄は、有名なところで「兼八」。多少気のきいた居酒屋ならよく見かける。しかしあれは、外でなら1杯いくらで気になる金額じゃないけど、一升瓶で買い置きとなるとそこそこする。
そこにいくとこの2種のリーズナブルなこと! <爆麦>¥1905(外税)<おこげ>¥2065(外税)。一升瓶でこの価格!
僕はこれを、アフタービール、食後酒ならぬ、酒後酒(たったいま造語ーしゅごしゅ)として、ストレートで飲む。そして、チェイサー的に自分で作るただのソーダを別で……そのあたりは次回に!
★今日のビール川柳★
香ばしい 麦の香りで しゅわしゅわと
文・写真/石黒謙吾(いしぐろ・けんご)
著述家・編集者・分類王。日本ビアジャーナリスト協会・副会長、日本ベルギービールプロフェッショナル協会・理事。映画化されたベストセラー『盲導犬クイールの一生』はじめ、『2択思考』『図解でユカイ』『ダジャレヌーヴォー』『エア新書』『分類脳で地アタマが良くなる』『ベルギービール大全』など幅広いジャンルで著書多数。プロデュース・編集した書籍も、ベストセラー『ジワジワ来る○○』(片岡K)、『ナガオカケンメイの考え』、『負け美女』(犬山紙子)、『読む餃子』(パラダイス山元)など200冊以上。twitter: @ishiguro_kengo、facebook:石黒謙吾、blog:イシブログケンゴ
■連載/石黒謙吾のLOVEビール
~語ってもウザくならない、スマートでコクのあるビールの話~