■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所
昨年ぐらいから、ちょっとしたブームになっている「相席居酒屋」。知らない男女が相席して、飲食しながら交流を図るというのが基本的な仕組みです。最近は、この手のお店も増えてきて、そろそろ飽和状態になっている感もありますが、一度は行ってみたいと思っている男性も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、“相席居酒屋マナーガイド”と題しまして、相席居酒屋にいる男性の残念マナーを紹介したいと思います。男性のみなさん、せっかく行くのであれば、こんな地雷を踏むことなく、女性との偶然の出会いを楽しんでください。
■そもそも「相席居酒屋」って?
本題に入る前に、「そもそも相席居酒屋とは何だ?」という男性のために、お店のシステムを説明します。相席居酒屋とは、最近「街コン」に変わって流行っている婚活スポットの1つです。店内では男女がお店の指示により相席し、お酒を飲みながらおしゃべりを楽しむ仕組みになっています。
お料理やお酒のバリエーションは異なりますが、ほとんどのお店が女性料金は無料。一方男性は1時間3000円〜5000円くらいの費用を支払います。つまり男性が女性の飲食代も負担するシステムとなっています。
「まるでキャバクラじゃないか!」と思った男性はその通り、若干素人キャバクラに似た空気を感じるのが相席居酒屋なのです。そんなキャバクラに似た相席居酒屋ですが、いわゆる「チェンジ」ができるのは女性だけのところがほとんど。つまり男性はお金を払い、運に任せて女子との出会いを期待する場所なのです。
■相席居酒屋のシステムに舞い上がる男たち
相席居酒屋のシステムがわかってきたところで、続いてどんな男女がいるかを紹介します。といっても街によって客層はまちまちで、銀座の場合は女性も40歳を超えてるのではと思う女性がいたり、新宿は20代のタダ飯目的の女性が多かったので、街選びは慎重にいきたいところ。
男性ももちろん街によって層は異なるわけですが、どこの街にも「マナー違反」というのはいるものです。続いてはどんな行為が女性からみてナシと思われるのか、順々にご紹介していきます。
◎相席居酒屋なのに既婚発言
カジュアルな出会いといっても、相席居酒屋は婚活スポットです。つまり“あわよくば”を期待して行く場所なのですが、来店した自分の恥ずかさを隠すあまり、墓穴をほる人もたびたび見かけます。そのベストワンは「俺、実は既婚者なんだけどさ…」と弁解するパターン。出会いが欲しいんじゃなくて、流行ってるスポットだから来たかった…と弁解したかったようなのですが、(※当たり前ですか既婚者かなどの質問はされません)既婚者宣言は当然、ルール違反。恥ずかしくても言っちゃダメです。
◎チェンジしてと女子にお願い
続いてよく報告をもらうのが、女性にチェンジを促すパターン。「それって女子がイケてないからじゃない?」と思う方もいるかもしれませんが、どうやらそういうワケでもなさそうなのです。一部のせこい男性たちは、一方的に料金を支払った結果、「せっかくなら色んな女の子と会ってモトを取ろう」と考える心理が働くようです。
そのため、ある程度盛り上がっても「お互いノリで来店してるんだから、もっと色々みたいでしょ?じゃあチェンジしてよ」「チェンジって女子しかできないってマジで?やってみて!」言う人がいるのだとか。そう言いたくなる気分もわかりますが、やっぱり言われた方は「えー」と思うので、やめましょう。