最後に比較用に普段使っている直径120cmアンブレラ+ディフューザーの作例をお目にかけよう。レンズは18mm相当である。コスチュームの影と質感がやや柔らかい感じがする
OLYMPUS『OM-D E-M10MKII』9-18mmf4-5.6 1/60sec F6.3 ISO200 18mm相当
100%で見るとキャッチライトの直径が大きいことが分かる。こちらもセンターが黒くなり、その下にライトスタンドの棒の影も見える
OLYMPUS『OM-D E-M10MKII』9-18mmf4-5.6 1/60sec F6.3 ISO200 18mm相当
【研究結果】
RoundFlash『Dish』を今回初めて、まっ暗なスタジオで使った。思ったより光量がありフル発光させる必要はなかった。距離にもよるがクリップオンストロボに付けて1/4ぐらいで充分使える。また、光が硬いという問題もコスプレの種類によっては気にならない。気になったら距離を離せば柔らかくなるのだが、キャッチライトの直径は小さくなる。どちらを重視するか悩ましいところだ。『Dish』は単体でかなり活用範囲の広いライティング機材だった。特に機材を最小限にしたい時に極めて有効。次回はフレキシブル・マジックアームを使ってオンカメラで撮ってみる予定である。
RoundFlash『Dish』はアンブレラやライトボックスのサブ機材として、または初めて購入するオフカメラ用のストロボ、リフレクターとしてもオススメである。
●『Dish』は小型軽量でハイコスパ
●『Dish』のキャッチライトはいい感じ
●『Dish』は18mmレンズの画角をカバーできる
●『Dish』の光はやや硬調
(文/ゴン川野)
カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。
■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所