■デブキャラをわきまえている
デブでもモテや人望を集める人に共通している意外な点は、それを本人が理解していることです。デブは体積が大きい分、自然と存在感が大きくなります。動きだけでなく、発言量や声の大きさも、普通の人と同じようにしているつもりでも、意外と目立つものです。そのあたりをきちんと自覚している男性は、デブだろうが何だろうが「気遣いができる人」という称号をゲットしているように映ります。
たとえば先日、ある宴会で見かけたボリューミーな男性。みんなのドリンクや料理を率先して取り分けていました。そのマメさが際立っていたので、つい、そこまで気を遣う理由を本人に聞いてみました。すると、「普通にしているだけだと、ただ食べているだけだと思われがちなんで(笑)」と、笑顔でさらっと言っていました。日頃から彼が宴会での立ち振る舞いに長けているのかもしれませんが、自分がどう見えるかを意識しながら動けるというのは、すごいことだと思います。
■太っているのになぜか健康そう
モテデブ男子は、ジャンクフードを食べようが、健康食品を食べようが、なぜか健康的に見える人が多い。その理由を探ってみると、例えば、ランチで大盛りの定職を頼んでも定食、必ずサラダをつけるなど、食事に気を遣っていたり、笑顔が多かったり、デブなのにテキパキ動いていたり、という特徴がありました。
肥満は、病気を除いて、食べ過ぎや不摂生から生まれるもの。体が重たくなると、当然、動きが遅くなり、表情を動かすのも億劫になるのかもしれません。それに抗うのが“モテデブ男子”。
「デブだろうが、何だろうが、お金を稼いでいるからでしょ」なんて声も聞こえてきそうですが、お金を稼いでいるからモテるのか、モテる行動が示す結果がお金なのかはわかりません。
とりあえず、自分がモテないことを太っているせいにするのは、今年からヤメにしませんか?
★今日の教訓
太っても 振る舞い次第で モテ男子
文・イラスト/おおしまりえ
雑食系恋愛ジャーナリスト。水商売やプロ雀士などを経験し、のべ1万人の男性を接客。鋭い観察眼と男女の特性を踏まえたコミュニケーション術を研究。ブログ(http://oshimarie.com)
■連載/おおしまりえの女ゴコロ研究所