まずは、本格的ランビック、グースからこれを。
■カンティヨン グース
(ベルギー カンティヨン醸造所 度数5% 330ml)1064円
ベルギービールパブが初めての人に 「これが飲めればあとは飲めないものはない」と言ってすすめてみるのがこれ。本気で酸っぱい。銘柄が様々あるグースの中でも、酸味的には最右翼系。前述のビアパブ「オブロン」サイトのコピーが笑えるけどまさにこう→<初心者お断りです。危険です!!>。
僕はベルギービール飲み始めた頃、「ビールじゃなくてバルサミコだろうこれは!」と最初は驚き、もう無理と思った。しかし……3回目からハマリ始め、いまや、ベルギービールパブに行けば、必ず1杯はグースを頼むほどに。この味わいの深さこそ、ザッツ・ベルギービール「大人のホビー」。価格が高いと思うかもしれないが、がぶがぶ飲むものではないし、ゆったりした時間に贅沢に愉しもう。
グースまだ飲んだことない人はぜひ、カンティヨン グースから入ってほしい。
[インプレッション]
強烈な酸味と苦味がバランス良く同居。そして花のようなアロマ。最初に酸味がくるから苦味に気付きにくいが、夏みかんの皮のような雑味含んだ苦味もなかなかだ。酸味が強いから自然にそうなるのだが、舌の先で味わうビールという感じ。独特の麦わらっぽさもクセになる要因。泡はほとんどない。
この醸造所のラインナップには、フランボワーズの「ロゼ」も。
「カンティヨン・フランボワーズ ロゼ ド ガンブリヌス」
続いては、フルーツ系からこれを。
■ブーン フランボワーズ
(ベルギー ブーン醸造所 度数5% 375ml)988円
フルーツ系は大部分が、チェリー=さくらんぼを漬け込む「クリーク」 と、ラズベリー=木イチゴを漬け込む「フランボワーズ」の2系統。どちらも好きだけど、フランボワーズというなんとなくハイソな響きにつき(笑)、こちらを紹介。2種ともかなりフルーティで、初めて飲めばこれまた、「え? こんなに甘いのにビール」と思うだろう。甘さあるスパークリングワインのようで、「ビール、苦手なんですう〜」という女子への秘密兵器!
[インプレッション]
人呼んで「フルーツビールの女王」は、まるで果実のジュース! 木イチゴの深い甘味と若干の渋味を味わいたい。ライトなワインという印象。僕にとってはライトボディだが、取りようによってはミディアムという感じか。発泡感は少ない。注いで少し経つと酸味が弱まり甘味が立xち、2度、違う味を愉しめる。ゆっくり味わいたい。