発売直後の大手コンビニにおける店頭価格はペヨングが128円、ペヤングが173円(税込)であった。
価格比 ペヨング:ペヤング≒1:1.35
重量比 ペヨング:ペヤング≒1:1.13(表記重量)
この比を見ると重量比以上にペヨングが安いということがわかる。パッケージ代や輸送料はペヤングと変わらないはずなので、内容量をあまり減らさずに価格を大幅に下げたペヨングはとてもお得なのだ。逆にペヤングの売り上げを食ってしまわないかと心配になる。
かやくの内容は鶏ひき肉の有無が主な違いだ。インスタント麺の価格はかやくの内容で大きく左右されるので、肉をカットしたことがペヨングの安さに貢献しているはずだが、価格差を埋められるほどではなさそうだ。
味の決め手となるソースは、ペヤングは辛みの中に甘みもあるまろやかな味わいで、ペヨングはウスターソースらしい辛口の中に微酸味もあり、こちらのほうが昔のペヤングに近い感じがした。
やきそばの味わいは主にソースの味で決まるので、ソースにこれだけ違いがあるならば、値段の違いよりもソースの好みでチョイスすべきだろう。
【今回の即席レビュー(5点満点)】
CP(※) 旨み
ペヨングソースやきそば ★★★★+ ★★★★
ペヤングソースやきそば ★★★+ ★★★★+
※コストパフォーマンス
<この商品が好きな人にはこんな一品もオススメ!>
●東洋水産 「マルちゃんやきそば弁当」
●S&B 「ホンコンやきそば」(袋麺)
●まるか食品 「ペヤング激辛やきそば」
文/大山即席斎
1959年に生まれ。日清チキンラーメン登場の半年ほど後輩の同級生。80年の下宿生活開始でインスタント麺との付き合いが開始。35年以上毎日インスタント麺を食す日本屈指のインスタントラーメン研究家。95年テレビ東京の「TVチャンピオン 第1回インスタント麺通選手権」に優勝。今までに食べたインスタントラーメンは1万食を超える。