『ペヤング』と『ペヨング』どっちが得か、価格と重量で比べてみた

■連載／大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺

今回取り上げるのはまるか食品の『ペヤングソースやきそば』と『ペヨングソースやきそば』。

『ペヨングソースやきそば』は3月14日に発売されたばかりの新商品で、低価格なペヤングの弟分といった位置づけだ。同様なものには日清食品の『カップヌードル』に対する『スープヌードル』がある。

「ペヨング」という名称にしろ、パッケージデザインにしろ、よく海外にある日本製品のパチモンのようにも思えるが、れっきとした正規品である。企業も規模が大きくなると自社製品のパロディーみたいなネーミングは社内の反対で実現しないことが多くなるのだが、まるか食品にはいい意味での非大手マインドがある。

一昨年末の異物混入問題で半年間工場を操業停止させた時は創業以来最大のピンチであったが、市場から商品が消えている間にユーザーが「ペヤング」はかけがえのない商品なのだと再認識した。そのことにより復活後は以前より存在感がグッと増した。それ故今回の新商品も大きく注目され、多くのメディアで取り上げられることとなった。発売初日スーパーの店頭には「ペヨング」が山積みとなっていた。

外観はパッケージデザインが縦型か横型かという違いがあるので、サイズにも違いがあるのかと思ったのだが、並べ方を変えてみると同じサイズであることがわかる。

外側のシュリンクをはずしてみると、内側のデザインはあまり違いがない。