(06)運は言葉で変化する
いい運を引き寄せるには、言葉がとっても大事。基本は「いいえ」より「はい」に運があります。「はい!」と勢いよく言うとさらに運が増す。僕自身、修業時代クビになりかけた時、元気な「はい!」を言えるという理由だけで、留まることができました。気分のいい返事が幸運の第一歩。次に、自分が人に言われたくない言葉を使わない。これだけで運は少し近づきます。
(07)運の神様は引き際を見ている
僕の経験から言えば、でっかい運が続くのはせいぜい5年。人生は引き潮と満ち潮のくり返し。大きい波も、いつか必ず引いていきます。それに気づいたら、その波に乗って即座に身を引いたほうがいい。引き際のタイミングを逃すと、次にやってくる大きな波に乗り損ねて運が悪くなるだけじゃなく、人間的にずるくなるような気がします。
(08)運の神様はがっついてない人が好き
欲が全くない人なんていません。欲が自分を高めてくれることもあるけれど、一度に多くを望むと運は早足で逃げていきます。仕事、お金、家庭、健康、友達。大きな運は、この中からひとつしか得られない。特に仕事か金銭に恵まれた時は要注意。それ以上がっつくと、運の女神がそっぽを向きます。
(09)運は自分で貯金する
目には見えなくても、誰もが運の貯金通帳を持っています。仕事で失敗したり、お金に困ったり、不運な時、通帳に運がたまっていく。僕の場合、若い頃は失敗の連続だったから、運の通帳が定期預金型になっていたと思う。今の状況がつらい人は、つらさが大きければ大きいほど、運の預金残高が増加しています。
(10)向いてない場所に運がある
自分に向いていることを探したい。みんなそう思ってない? でも、運はむしろ、向いていないところにある。気弱であがり性の僕は「コメディアンに向いていない」と思ったから人一倍努力できた。だから今の仕事が自分に向かないと思っている人こそチャンス。そこで踏ん張るとでっかい運につながります。