★★★取材からわかった『プチッと鍋』のヒット要因3★★★
1.時代の変化に合った価値の提供
ライフスタイルの変化などに伴い、鍋にも「個食」というニーズが生まれた。この時代の変化に「1個で1人分」という商品の最大の価値が合致した。
2.新規性の高さ
鍋の素の容器は、瓶やパウチというのがこれまでの相場。しかし、「個食」に対応するためポーションを採用。新規性が高く、注目を集め続けることができている。
3.使い勝手がいい
『プチッと鍋』は、美味しさをギュッと凝縮した液体で、鍋以外の料理をつくる際の調味料としても使いやすい。そのため、鍋のシーズンが過ぎても店頭に残り続けることができる。
『プチッと鍋』はスープジャーのみならず、登山や海外旅行に行くときに持っていかれるケースもあるという。ユーザーによる思いもよらない利用シーンの開発は、品質の高さと使い勝手のよさがあってのこと。これらの点を突き詰めていけば、「鍋を年間の家庭料理にする」というミッションは達成できるだろう。
製品情報
http://www.ebarafoods.com/sp/petit/
文/大沢裕司
ものづくりに関することを中心に、割と幅広く色々なことを取材するライター。主な取材テーマは商品開発、技術開発、生産、工場、など。当連載のネタ探しに日々奔走中。