体調がすぐれない日は、誰にでもある。しかし、その不調を職場で口にできるかどうかは、同僚・上司との関係性や環境よって大きく変わってくるのではないだろうか。
NEXER Groupはこのほど、就労継続支援B型の事業所『セカンドプレイス』と共同で、事前調査にて「就労経験がある」と回答した全国の男女500名を対象に「心身の不調と働きづらさ」に関するアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
40.8%が、心身の不調で「働きづらい」と感じた経験が「ある」と回答
全回答者500人に「これまでに心や体の不調が原因で働きづらいと感じた経験はあるか」と聞いたところ、「ある」と回答した人は40.8%で、働く人の4割以上が、心身の不調によって「働きづらさ」を経験していることがわかった。
働きづらさを経験したことがあると回答した204人に「働きづらさの原因」について聞いたところ、最も多かったのは「仕事によるストレス」で76.0%となり、以下、「メンタル面の不調」が49.0%、「睡眠不足・疲労」が28.9%と続いた。身体の不調だけでなく、ストレスやメンタル面といった目に見えにくい要因が上位を占めている。
62.7%が、不調のとき「職場や周囲から十分な理解を得られなかった」と回答
働きづらさを経験したことがあると回答した204人に「心身の不調で働きづらいと感じた時、職場や周囲から理解を得られたと感じるか」と尋ねたところ、「あまり理解を得られなかった」が34.8%、「まったく理解を得られなかった」が27.9%で、合わせて62.7%が十分な理解を得られないまま不調と向き合っていたことがわかった。
理解を得られなかったと感じた理由について自由記述形式で尋ねたところ、以下の回答が寄せられた。
・鬱病でしんどい時に、上司からそんなの皆と言われた。(20代・女性)
・自分より年上の男性が多く、女性の不調に対して理解できていないようだったから。(30代・女性)
・人数が少なくて休みづらかったり相談しづらかった。(30代・女性)
・経験が少ない、耐えるしかないと度々言われていたから。(40代・男性)
・メンタル不調はまだまだ一般的でないので、不調の説明が伝わりにくい。(50代・男性)
・うつ病等は経験した者でないと辛さや症状が理解してもらえず、単にサボりたいとか怠けていると取られる場合が多いので。(60代・男性)
52.0%が、求める配慮として「休暇を取りやすい環境」と回答
働きづらさを経験したことがあると回答した204人に「心身の不調があっても働き続けられるために、職場にどのような配慮があると良いか」と尋ねた。その結果、最も多かったのは「休暇を取りやすい環境」で52.0%となり、以下、「勤務時間・勤務日数の調整」が43.1%、「上司や同僚の理解・配慮」が39.7%、「業務量・仕事内容の調整」が30.9%、「休職・復職を支援する制度」が28.9%と続いた。
休みの取りやすさや働く時間の調整といった制度面だけでなく、「上司や同僚の理解・配慮」が4割近くを占めている点も見逃せない。
85.2%が、「心身の状態をオープンにできる職場」のほうが働きやすいと回答
全回答者500人に「『心身の状態をオープンにできる職場』と『心身の状態を隠さざるを得ない職場』では、どちらが働きやすいと思うか」と尋ねたところ、「心身の状態をオープンにできる職場」が85.2%、「心身の状態を隠さざるを得ない職場」が14.8%となった。8割を超える人が、不調を隠さずに働ける環境を望んでいることがわかった。
「心身の状態をオープンにできる職場」と回答した理由について自由記述形式で尋ねたところ、以下のようなコメントが寄せられた。
・隠すのは辛いから。(20代・女性)
・自分の心の状態を話せるだけでもだいぶ気分が楽になると感じるから。(30代・女性)
・体調による心配などを周りに話して理解されることにより、その職場でずっと働きやすくなる環境ができるから。(30代・女性)
・オープンにするしないが選べるのがベスト。オープンにしやすい環境なら休み等の調整もしやすいと思う。(30代・女性)
・隠して耐えていると結局病気になるから。(40代・男性)
・心身の不調は仕事のパフォーマンスに大きく影響するから。(40代・女性)
<調査概要>
調査手法:インターネットでのアンケート
調査期間:2026年10月1日 ~ 10月5日
調査対象者:事前調査で「就労経験がある」と回答した全国の男女
有効回答:500サンプル
出典元:株式会社NEXER Groupと就労継続支援B型の事業所『セカンドプレイス』による調査
構成/こじへい




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