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中望遠レンズで別次元の映像に!DJIの最新ジンバルカメラ「Osmo Pocket 4P」の進化をガチ検証

2026.10.17

DJIから4月に「Osmo Pocket 4」が発売されたのは、以前のレビュー記事でお伝えしたとおりだが、立て続けに新製品が登場している。名称は「Osmo Pocket 4P」。「P」はProを意味し、よりハイエンド向けの機能が備わっている。

【実機レビュー】DJI「Osmo Pocket 4」は買いなのか?撮影から追従精度までがっつり使ってみた!

VLOG撮影などで活躍する、ジンバルカメラの最高峰「Osmo Pocket」シリーズの4代目が先頃発売された。 その名は「Osmo Pocket 4」。発売早々…

今回のレビューでは、「4」の記事の重複は避け、どこがどう進化したかを中心に述べていきたい。

CMOSイメージセンサーは一新

本製品の「4」との大きな違いは、広角レンズにくわえ、焦点距離60mmの中望遠レンズが備わっていることだ。そのため、サイズ・自重ともにわずかに大きく・重くはなったが、動画撮影の表現の幅は大きく広がることとなった。

イメージセンサーのスペック面を見ると、広角は、同じ1インチCMOSでも性能の向上がはかられ、LOFIC(横向オーバーフロー積分コンデンサ)の導入で17ストップのダイナミックレンジを実現。従来機なら白飛び・黒つぶれするような明暗ある空間でも、くっきりと映像化できるようになっている。

中望遠については、まったく新しい1/1.28インチCMOSで14ストップ ダイナミックレンジとなっている。なお絞り(F値)は自然なボケを生む1.8で、焦点距離は0.2 m~∞、ズームは3~12倍の範囲である。動画の解像度については、最大で4K/60fpsと、これは「4」と同じ。

基本的な性能確認のため試し撮りしたのが、以下の動画となる。

使用レンズは広角で、セルフィー(自撮り)モードにしている。このモードでは、フレーム内で最大の領域を占める被写体を自動追跡し、不意の動きもよく追跡しているのがわかる。また、今回メーカーからお借りした「Vlogコンボ」には、ミニ無線マイクの「DJI Mic 3」が付属しているが、動画では内蔵マイクのみを使用。雨音や背景音があったにもかかわらず、人の音声をクリアに拾っている。もちろん、「DJI Mic 3」を使えば、より明瞭なものとなったであろう。

スローモーションで印象的な動画も

DJIの公式ページを見ると、ブレずに高精細動画が撮れるのは当然という前提。そして、より完成度の高いポートレート動画を目指せる点をアピールしている。次の動画は、同じく広角で、撮影モードをスローモーションにして撮ったもの。

このモードは、4倍または8倍スロー、解像度は1080Pまたは4Kを選択可能で、上の動画は8倍/4Kの設定。雰囲気重視のポートレート動画を考えたとき、ハイライトの場面で使ってみたくなるモードだと思う。さらに「PRO」設定で、フィルムトーンや映像調整(テクスチャとノイズ低減)も可能。編集作業の手間を若干軽減してくれ、これは助かる。

「PRO」設定でフィルムトーンなどをあらかじめ選べる

より細かい編集作業は、スマホアプリのDJI Mimo(またはPC用のDJI Studio)で行う。美顔効果などのレタッチ機能もあり、納得のいくポートレート映像の制作を極めることもできる。

ズームも低照度もパーフェクトに撮れる

さて、新搭載の中望遠レンズを見てみよう。ズームで1~3倍までは広角が、それを超えると中望遠に切り替わり、最大12倍までズームできる。倍率の設定は、タップ画面では1倍か3倍の二者択一、ジョイスティックでは0.1刻みでズームイン/アウトができる。

下の動画は、歩きながら1倍から少しずつズームインして12倍にまで拡大したのち、少しずつズームアウトした動画。

焦点がぼやけるとか、映像がガタつくといった、従来のジンバルカメラで起こることもあった問題はなく、スムーズに撮れているのがわかる。

ついで夜間撮影。低照度モードにして、日没直前の西日に向かって歩き撮りした。

周囲に人工灯もないなか、(肉眼では見えなかった)看板の文字が判別できるほど明るく撮れている。また、感度が上がることで起きるノイズもない。

最後に静止画について。この場合、撮影モードを「写真」に切り替える。画角は16:9か1:1、解像度は800万画素の「標準」か、3700万画素の超高解像度の「SuperPhoto」のどちらかを選べる。

上の写真は、16:9の「SuperPhoto」で撮ったもの。日差しが強い日であったが、雲や雑草も含めディテールを鮮明に捉えている。このモードでは、1枚あたり26MB前後のjpeg画像ができるが、本機の内蔵ストレージは103 GBもあり、多枚数を撮ったところでそう簡単には容量がいっぱいにはならない。

以上、ざっと機能・性能を確かめてみた。もし、ズームを頻繁に行い、かつダイナミックで高品質な動画にこだわるなら、本機はそれに応える、おそらく唯一の解となる。「4」とは価格も大きくは違わないので、購入を検討する余地は大きい。

・公式サイト(商品ページ)

(動画内のモデル:立花杏/シロクロ撮影会)

文/鈴木拓也

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老舗翻訳会社役員を退任後、フリーランスの仕事人となる。ライターとして手掛けるテーマは、トラベル、ガジェット、著名人取材、アートなど幅広い。また、クリエイターとしての活動にも力を入れている。ライフワークは秘境と神社仏閣めぐりで、撮った写真をInstagramに掲載している。 https://www.instagram.com/happysuzuki

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