SCENE 02
住まいの構造を知り、弱点に備える!自宅・生活圏
自宅は安心できる場所と思いがちだが、地震時のリスクは住宅の構造や高さによって大きく異なる。木造住宅では倒壊、高層住宅では長い揺れや停電、断水、避難の難しさが問題になる。自宅の特徴を知り、危険になりやすい場所や逃げ道を普段から確認しておくことが、被害を減らす第一歩だ。
Case 01|木造住宅の倒壊
木造住宅では短周期の揺れ「キラーパルス」に警戒
直下型地震で起こりやすいのが、1~2秒ほどの短い周期の揺れ「キラーパルス」。低層の木造住宅が共振しやすく、倒壊につながることもある。だからこそ「地震なら机の下」「トイレは安全」といった常識を鵜呑みにするのは禁物。住宅の構造や築年数で安全な場所は変わる。建物の構造や揺れ方を見極め、危険を感じたら安全な場所へ移る判断を優先しよう。

1~2秒ほどの短い周期で繰り返す揺れ。低層の木造住宅が共振しやすく、大きく揺さぶられることで、建物の倒壊につながる場合がある。
こう備える!

自宅やその周辺で、すぐに避難できる「安全ゾーン」を普段から想定しておこう。外に出やすい玄関付近や、落下物のない屋外などが候補。揺れでドアが開かなくなる場合に備え、出口を確保しておく意識も大切だ。
Case 02|タワーマンションでの地震被災
倒壊しなくても安心できない高層住宅の盲点
タワーマンションは高い耐震性を備えるが、地震後の生活まで安全とは限らない。高層階では揺れが増幅し、家具や家電の転倒、窓ガラスの破損が起こることもある。さらに停電や断水、エレベーター停止、火災が重なれば、上層階ほど避難や生活の継続が難しくなり、復旧にも時間を要する。


海溝型地震では周期の長い揺れが遠くまで伝わり、高層階ほど大きく揺れることがある。家具などが凶器に変わることもある。
こう備える!

火災時はエレベーターに頼れない。非常階段や避難経路を確認しておこう。ただし、階下から煙が上がっている場合は、別ルートを探す判断も必要だ。

SCENE 03
自然の中でも危険の兆候を見逃すな!アウトドア・レジャー
アウトドアやレジャーでは、日常とは異なる危険に遭遇することがある。中でも近年、身近な脅威となっているのが熊だ。大切なのは、出会ってから対処するのではなく、生態や出没情報、痕跡を知り、危険を察知して遭遇そのものを避けることだ。
Case|熊との遭遇
熊対策の鉄則は「まず出会わない」こと
熊の出没は山間部だけでなく、住宅地にも広がっている。登山をしない人にとっても無関係とは言い切れない。最も重要なのは、そもそも鉢合わせを避けること。熊は人を避けることが多いが、風向きや地形によってはこちらの存在に気づかないこともある。痕跡を見たら引き返し、鈴や会話などで人の存在を知らせておくといい。


こう備える!
遭遇しても背中を向けて走るのはNG。熊を刺激しないよう、様子を見ながらゆっくり後退して距離を取る。襲われた場合は首や頭を守り、腹ばいになって防御。出没地域では餌になる食物の管理にも注意しよう。

近年多発の「トクリュウ」犯罪からどう身を守る?
「トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)」による強盗は、事前に下見や情報収集が行なわれるケースも少なくない。自宅周辺に見慣れない車や人物がいれば、車種やナンバーなどを記録し、不安なら警察へ相談を。訪問者にはインターホン越しで対応し、すぐに扉を開けないことも重要だ。さらに、多額の現金を家に置かず、資産や旅行予定をSNSで発信しないなど、日頃から「狙われにくい家」をつくる意識を持ちたい。

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取材・文/佐々木正孝(キッズファクトリー) 漫画・イラスト/深山雪男 編集/原口りう子
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構成/DIME編集部
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