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Excelで最頻値を求めるには?覚えておきたいMODE.SNGL関数やMODE.MULT関数の使い方

2026.10.19

Excelで最頻値を求める方法を、図解を交えて丁寧に解説します。本記事を読み終える頃には、Excelで最頻値を使う作業をスムーズに行えるようになります。

Excelの最頻値とは?

最頻値とは、データの中で『最も多く出現する値』のことです。

例えば、次のような数値が入力されたデータがあるとします。

10、20、20、30、30、30、40

この場合、『30』が3回登場しており、ほかの数値よりも多いため、最頻値は『30』です。

最頻値は、平均値や中央値とは異なる特徴を持っています。


 ⚫︎最頻値:最も多く出現する値


 ⚫︎平均値:全ての値を合計してデータの個数で割った値


 ⚫︎中央値:データを順番に並べたとき中央に位置する値

例えば、商品の売れ筋サイズを調べたい場合など『実際に最も多く選ばれている値』を知るには最頻値が役立ちます。

Excelで最頻値を求める基本的な方法

Excelで最頻値を求めるには、基本的にMODE.SNGL関数を使用します。

構文は次の通りです。

=MODE.SNGL(範囲)

例えば、以下の画像のようにA1セルからA7セルまでランダムな数値が入力されているデータがあるとします。

結果を表示したいセルに、=MODE.SNGL(A1:A7)と入力してみましょう。

すると、関数を入力したセルに『30』と表示されます。

これは、A1セルからA7セルまでの範囲で『30』が最も多く出現しているためです。

最頻値が複数ある場合はMODE.MULTを使う

データによっては、最頻値が1つとは限りません。

例えば、以下の画像のように最頻値が2つあるデータでは、複数の最頻値を求める必要があります。

しかし、MODE.SNGL関数を使うと、1つの最頻値しか結果には表示されません。

複数の最頻値を求めたい場合は、MODE.MULT関数を使用します。

上記の画像のようにA1セルからA5セルに2つの最頻値が入力されているケースでは、

=MODE.MULT(A1:A5)と入力してみましょう。

最頻値である『10』と『20』が、どちらも表示されました。

MODE.SNGLは最頻値を1つ返すのに対し、MODE.MULTは同じ頻度で登場する複数の最頻値を扱える点が大きな違いです。

最頻値が求められない場合の主な原因

MODE.SNGL関数またはMODE.MULT関数を使ったのに、期待した結果が表示されない場合があります。

代表的な原因の1つが、指定した範囲に数値が存在しないことです。

例えば、最頻値は数値データを対象とするため、文字列だけが入力された範囲では求められません。

また、最頻値が存在しないケースにも注意が必要です。

全ての数値が1回ずつしか登場しない場合、『最も多く出現する値』が決められません。

このような場合、MODE.SNGLではエラーになることがあります。

エラーが表示されたときは、次の点を確認しましょう。


 ⚫︎数値データが入力されているか


 ⚫︎最頻値を調べる範囲が正しいか


 ⚫︎全ての数値が1回ずつになっていないか


 ⚫︎不要な文字列などが混在していないか

原因が特定できれば、範囲の変更や文字列の削除などでエラーの原因を取り除くことができます。

まとめ

Excelで最頻値を求める場合は、MODE.SNGL関数を使うのが基本です。

=MODE.SNGL(範囲)を使うだけで、指定したデータの中から最も多く出現する値を求められます。

最頻値が複数ある場合は、MODE.MULT関数を利用しましょう。

最頻値は、売上データやアンケート結果、テストの点数など、『最も多い値』を知りたい場面で便利です。

平均値や中央値とも特徴が異なるため、それぞれの違いを理解して使い分けることが、Excelでのデータ分析に役立ちます。

構成/編集部

Author
IT企業に入り、新卒の頃に外資コンサル出身の先輩から分析やExcelの使い方、お作法を学び、それ以降マーケティングや事業管理や営業企画など幅広い役割で業務をする中で、常にExcelを実務で利用。 社内で新人向けにExcel研修などを実施するなどもして自分だけではなく周りに教えることも実施。 ExcelやGoogleスプレッドシートをつくるときに気をつけていることは、作成者のことを知らなくてもシートを見たら意図が伝わり、自分のものに感じられるシートづくり。 最近では生成AIを使って複雑な関数やマクロやGASなども組み、業務を効率化している。 2025年からライター業務も開始し、記事の監修なども実施

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