0-100km/h加速5.1秒! スバルAWDがもたらす“意のまま”の操縦性と静粛性
一充電走行距離が従来の487kmから200kmオーバーの687km!!に延長されたAWDのET-SSを走らせれば、まずは以前のモデルに比べ、終始フラットかつしっとりとした乗り味の上質さ、スムーズさ、そして良路での静かさが際立つ。静かさについてはフロントウインドーに遮音ガラスを新採用したのも効いているはずだが、その静粛性が向上したぶん、標準の18インチタイヤが発するロードノイズが気になってしまうのが残念と言えば残念だ。
カーブや山道ではボディの剛性の高さ、1000分の1秒単位で前後のトルク配分を調整する電子制御式AWDの面目躍如と言える一体感ある操縦性、安定性に唸らされる。山道では狙ったラインを狙い通りにトレースしてくれて、回頭性の良さ、安心感が際立つ。狭い道幅でも高めの運転視界によって実に走りやすいのだ。
都市部の走りでは前方の車両、歩行者などに近づきすぎないようにステアリング、ブレーキをアシストし、カーブ走行時や交差点右左折時に適切な速度に減速してくれるなどの運転サポートが得られるプロアクティブドライビングアシストの制御が安全かつスムーズな運転、走りやすさに寄与してくれる。
そして素晴らしく速い。ソルテラが最高、スポーツカー並みの0-100km/h加速5.1秒の実力の持ち主であることはすでに報告しているが、アクセルペダルを深く踏み込めば、血の気の引く加速力をウルトラスムーズかつ静かに発揮。もちろん、そんな加速を楽しんでいればバッテリーはどんどん減ってしまうのだが・・・。個人的には、ドライブモードをECOモードにセットし、ゆったりと、走行距離を伸ばしながら走っても、十二分にリニアな加速性能が得られるところも気に入っている。
試乗日は真夏の35度という気温だったのだが、ET-HSであればシートベンチレーションが備わり、背中も腰も涼しく、快適だろう。もちろん、全グレードともに寒い時期にはシートヒーターやステアリングヒーターの恩恵にあずかれる。
D型となったスバル・ソルテラを結論づければ、よりパワフルでプレミアム感を増し、航続距離が伸びたとともに、何より110万円ダウンの価格の買い得感が際立つ、モーター駆動の都市型SUVということになるだろうか。今回、東京~御殿場間をゆったり往復(約270km)したが、電費は優秀。もちろん無充電でこなし、東京に戻ってきたときには280km以上の走行可能距離が残されていた。センターディスプレイで最寄りの充電スタンドの検索、目的地設定ができるので、さらに安心である。※高速道路では80~100km/h走行、ECOモード、エアコン25度オート、大人2名乗車。
そんなソルテラは、AC100V/1500Wコンセントを備えるラゲッジルームの使い勝手も文句なし。家族そろっての宿泊を伴うドライブ旅行の荷物も余裕で積み込めるのだから、季節、天候、路面を問わず万能だ。
なお、このあと、ソルテラの兄貴分と言える、ワゴンライクな使い勝手ができるトレイルシーカー、ついにストロングハイブリッドを搭載したレイバックにも試乗し、試乗記をお届けする予定である。
文・写真/青山尚暉




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