資材供給の不安定化や人手不足などによる新車の納期長期化を受けて中古トラックの需要が伸びているが、現場では「希望の車両が見つからない」や「複数店舗との調整に時間がかかる」などの課題が生まれている。車両調達の遅れは、担当者の手間の問題だけでなく、急な輸送案件の受注機会を逃すなど運送会社の経営に影響する要素にもなる。
商用車専門ECサイト『トラック流通センター』を運営するアジアンウエイは、運送・輸送業に従事して中古トラックの購入・検討経験がある人に『中古トラックの購入に関する調査』を実施して結果を公開した。それによれば約8割が中古トラックの成約までに2週間以上を要しており、希望のタイミングで車両を確保できなかった人の7割以上が稼働率低下や新規案件の断念などで機会損失を経験していた。
約8割が中古トラック調達の問い合わせから成約まで「2週間以上」
中古トラックを購入・検討した時に、最初の問い合わせから売買契約(成約)までの期間では、「2週間以上~1か月未満」(40.3%)がトップで、2位は「1か月以上~2か月未満」(22.2%)だった。この調査全体で「2週間以上」の期間を要したケースは約8割で多くの事業者が調達の長期化に直面していた。
車両確保の遅れで7割以上が機会損失を経験
希望のタイミングで車両が確保できなかったことによる影響では、「既存車両の入れ替えが間に合わず、一時的に稼働率が低下」が42.2%で最多だった。それに「新規取引依頼の獲得を断念」(40.6%)と「突発的な運送案件の獲得を断念」(23.4%)が続いた。機会損失にあたる3項目のどれかに該当すると回答した割合は複数回答で約7割も存在した。調達に時間を要することは、やはり直接的な事業機会の喪失や経営上の打撃に繋がっているようだ。
調達プロセスにおける負担の1位は「予算内に収めるための価格比較や交渉」
購入プロセスで負担やストレスを感じるステップを質問すると、「予算内に収めるための価格比較や交渉」(53.2%)が最多で、それに「複数の販売店へ個別に問い合わせること(在庫確認・見積もり依頼など)」(40.4%)、「希望条件(年式・走行距離・架装など)に合う車両をサイトなどで自力で探すこと」(38.5%)が続いた。
「プロにお任せ」の最短即日提案は85.3%が利用意向あり
車種・予算・用途などの要望を伝えるだけでプロが全国の未掲載車両を含めて「最短即日」で最適な中古トラックを提案してくれるサービスを利用してみたいかについては、「とても利用してみたい」が31.2%、「やや利用してみたい」が54.1%と合計85.3%が「利用してみたい」と回答している。
アジアンウエイの代表取締役CEOの加藤孝明氏は、「新車納期の長期化に伴い中古トラックの需要が高まる中、「いかにスピーディーに車両を確保できるか」が事業運営の重要な要素となっています。今回の調査でも、市場の約8割が成約まで2週間以上を要し、調達の遅れが重大な機会損失に直結している実態が浮き彫りになりました」とコメントしている。
車両確保のスピードが上がることで経営や現場の業務効率について影響があったかについては、「売上機会の損失を防げる」(43.1%)がトップで「車両担当者の検索・調整業務が大幅に削減されて本業に集中できる」が40.4%、「急な案件への対応力が向上する」が30.3%という結果だった。自力での検索や複数店舗との調整業務にストレスを感じている現場もあるので、調達のプロに任せる「提案型調達」へのニーズも高まりそうだ。今後はビジネスチャンスの喪失を防ぐ意味でも中古トラック調達の効率化を進める必要がありそうだ。
『中古トラックの購入に関する調査』概要
調査対象:運送・輸送業に従事する経営者・役員・会社員(中古トラック購入・検討経験者)
調査期間:2026年7月21日~2026年7月25日
有効回答数:109件
調査方法:インターネット調査
・アジアンウエイデータ概要
対象期間:2025年10月~2026年3月
対象案件:アジアンウエイにおける中古トラック成約案件 375件
https://kyodonewsprwire.jp/release/202607303357
構成/KUMU




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