睡眠時間だけでなく、睡眠の質も重要と言われてはいるけれど、熱帯夜が観測される期間も年々長期化している昨今。なんとか快眠に導いてくれるアイテムがないかと探していて、ふと目に留まったのが「ヒツジのいらない枕(R)」から登場しているかけ布団。
実は、ヒツジを1000匹まで数えた経験もある筆者にとって、ヒツジがいらないとは、どのような快眠に導いてくれるのか気になっていたブランド。枕も人気になっているが、冷感寝具はどのようなものなのか実際に試してみた。
この夏アップデートしたという「ヒツジのいらないかけ布団」とは
「ヒツジのいらないシリーズ」の冷感かけ布団が、この夏さらに進化したという。それが、「ヒツジのいらないかけ布団(R) ―アイス・ブレイク爽々―」だ。Q-max値が0.455W/cm2にパワーアップしたというアイスドレープファイバー(R)を採用。一般的に0.2以上で接触冷感と認められる基準値のため、倍以上の数値とは、期待が高まる。また、中綿には空気が入りにくい新素材「エアーフィリングTM」で、熱がこもりにくい設計になっている。
かけ布団としては、かなりの薄手で、めちゃくちゃ軽い。寝室を事前にエアコンで冷やし、眠るときにタイマーにしているのだが、かけ布団を掛けた途端、ヒンヤリというより、冷たい。筆者の人生最高レベルの冷感体験だ。
パジャマから出ている足先や腕は冷たく感じるが、お腹など直接かけ布団に触れない部分は、それほど冷たいとは感じなかった。同じ体勢でいると、その冷感に慣れてくるのか、最初の冷たさは感じなくなるが、寝返りを打つなど、少し体を動かしただけで最初の冷たさが復活するような感覚があった。
事前に寝室全体をエアコンで冷やしていたため、これほど冷たかったのかと思い、翌日、事前のエアコンなしで試してみた。それでも、かけ布団の中に潜り込むとしっかりひんやり感がある。これが、Q-max値が0.455W/cm2のなせる業なのだろう。
かけ布団があまりに軽いため、寝返り時に足が布団から出てしまうと、そこはいつも通り暑い。布団の中の方が、涼しいという初めての体験だった。
とろんとしたなめらかな肌触りは、繊維を高密度に編み込むことで実現したという。さらに、肌触りのよさを追求し、必要最低限の円の縫い目にすることで、中綿を固定するとともに、肌への引っかかりを減らし、なめらかな肌触りを最大限生かしている。着心地がいいと表現したくなるかけ布団だ。
かけ布団の両面、どちらもひんやりするが、ヒツジの刺しゅうがある方を上面にして使用することが想定されているとのこと。布団カバーは使用しないほうが、冷たさを感じられる。
敷パッドも併用すると、よりひんやり快適に
かけ布団だけで、これほど冷たさを感じられるなら、敷パッドもヒツジのいらないシリーズのものにすれば、冷感パットとかけ布団で体をサンドして、より快適になるのではないかと、「ヒツジのいらない敷パッド(R) ―アイス・ブレイク NEO―」も併せて体験してみた。
敷パッドも、今年アップデートされ、かけ布団と同様、Q-max値が0.455W/cm2。また、中材のクッションには、「エアリーファイバー(R)」を採用し、ふんわりとした寝心地だ。敷パッドの上に、一般的にはシーツをかけるが、こちらは生地自体の接触冷感を活かすため、敷パッドに直接寝ることになる。
シーツがないことに不安があったが、縫い目なども気にならず、とろんとした肌触りで、ひんやり心地よく眠れた。ただ、かけ布団同様のQ-max値とのことだが、筆者の体感は、かけ布団の方が冷たさを感じた。これは、かけ布団の方が、なめらかで体に沿ってくれるからなのかもしれない。
敷パッドは、敷布団にはもちろん、厚手のマットレスにもフィットするゴムバンドがついていて、簡単に固定することができる。
四隅をゴムバンドで固定するだけでなく、裏面全体にスパイクの役目をするドットグリップ加工が施され、寝返りを打ってもずれにくい工夫もされていた。
かけ布団、敷パッドともに、洗濯機で洗うことができ、糸自体に冷感特性があるため、洗っても効果は持続するという。肌に直接触れるものだから、自宅で洗えるのは便利だ。
接触冷感については、汗をかくなど水分があり風をうけると感じられるアイテムしか体験したことがなかったため、触れただけで冷たさをしっかり感じられるヒツジのいらないかけ布団と敷パッドには驚かされた。まだまだ続きそうな暑い夜。ヒツジのいらないシリーズが、寝苦しい夜の救世主になってくれそうだ。
文/林 ゆり
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