「2021年の発売以来大ヒット爆進中」、「シリーズ累計販売数100万本突破」、そんな冷却アイテムが今年の夏も活躍してくれるはず。
最高気温40℃以上の酷暑日に立ち向かい、日本の暑い夏を救うのは魔法瓶メーカーから生まれた携帯氷のう「アイスパック」シリーズだ。
通勤・通学・お出かけなど幅広いシーンで愛用され、大ヒット商品に
魔法瓶構造のホルダーで、長時間冷たさをキープして持ち運べる氷のうは、通勤・通学・お出かけなど幅広いシーンで愛用され、大ヒット商品に。
首や脇の下など太い血管が通る部分に当てることで、効率よく体を冷やし、熱中症対策にも効果的。通勤時だけの使用なら次の日まで冷たさが持続するという口コミもあるほど、最先端氷のうは凄いのだ。
手がけたのは魔法瓶を作り続けて75年のピーコック魔法瓶工業株式会社。長年培ってきた技術と開発力を注ぎ込み、保冷性にすぐれる魔法瓶構造を採用した持ち運べる氷のうを作り上げた。
近年、ネッククーラーや携帯扇風機など多様な携帯冷却グッズが氾濫する中、昔ながらの「氷のう」が注目されているのはなぜなのか?
しかも、「氷のう」と聞くとプロレスラーや格闘家がアイシングのために使用しているイメージが強い。それがなぜイマドキの冷却グッズになってしまったのか?
今回、ピーコック魔法瓶工業株式会社 商品戦略部の木村さんに話を聞いた。
――「アイスパック」シリーズ開発のきっかけから教えてください
「年々高まる熱中症のリスクに対し、ネッククーラーやハンディファンにはそれぞれ課題が多くありました。それに伴い、2020年から始めたマーケティング志向の商品開発の中で弊社の魔法瓶技術で解決できないかと考えていたんです。そんなある日、弊社社長がゴルフ中に氷のうを保冷水筒に入れて使っていることを知り、それが構想のヒントになりました」
――「氷のう」への注目が意外でした
「たしかに氷のうは、かつて熱さましとして活躍したアイテムと認知している人も少なく、2020年当時にはすでにスポーツ用途向けとして生まれ変わっていました。しかし、早期の応急処置が大事な熱中症には氷のうが効果があるといわれていたんです」
――今の時代こそ氷のうだと?
「はい。熱中症に効果があると言われていた氷のうに弊社の魔法瓶技術を組み合わせれば、それまでになかった新たな価値が創出できると考え開発を進めてきました」
――魔法瓶技術はどのように使われているのでしょうか?
「そもそも魔法瓶は「魔法瓶本体+蓋」で保温・保冷の魔法瓶機能を果たしています。一方、携帯氷のうは「魔法瓶本体(冷たさキープホルダー)+氷のう」で、魔法瓶と氷のう両方の良さを兼備しています」
魔法瓶の真空断熱構造が外側からの熱の侵入を防ぎ、冷たさキープホルダーに氷のうを入れることで暑い外気からの熱を遮断し冷たさが長続きするという。
2021年、最初に発売した商品は旧来からある布袋型氷のうをホルダーにセットした「布氷のうタイプ」のみだったが、その後、他社も追随。さまざまな氷のう冷却グッズが登場することに。
だが、「アイスパック」シリーズには他社を圧倒する強みがある。
大ヒットのきっかけは一人の主婦のオーガニック投稿
2021年発売の「布氷のうタイプ」から5年。進化を遂げた今年発売のおすすめモデルを教えていただいた。
【ミニアイスパック ストラップ(ABB-F15)】
高さ17cm重量230gの小さなバッグにも入れやすいスリムタイプ。取り外しできるショルダーストラップベルト付きで移動の多い方にもおすすめ。
公式:https://www.the-peacock.co.jp/products/abb-f15
【アイスパック スポーツ(ABC-150)】
スポーツ時のアイシングや発熱時に最適な特大布氷のうタイプ。大きな氷も入れやすい約7cmの広口口径で、1.5Lの容量によりしっかり冷却してくれる。
公式:https://www.the-peacock.co.jp/blogs/feature/abc-150
そんな、「令和によみがえった氷のう」アイスパックシリーズだが、発売当初は新カテゴリゆえ、魅力がなかなか伝わらず苦戦。廃番寸前だったという。
人気に火がついたのは2023年夏。
きっかけは広告や宣伝ではなく、北海道の一人の主婦によるSNSでの投稿だった。
「その方の投稿は、『クーラー設備のない小学校に通う息子さんに持たせたらよかった。ネッククーラーもアイスパックにくっつけると復活した』というものでした。主婦の方のオーガニック投稿が数百万リツイートとなり、認知拡大のきっかけになったと思います」
「また、不本意ながら品切れを頻発したことも、「どこで買える?」という拡散に勢いをつけたと思われます。一見、水筒の見た目や氷のうというわかりにくさも、「実は・・」と他人に教えたくなる商品として拡まってくれたのかもしれません」
一躍ヒット商品に名乗りを上げた「アイスパック」シリーズ。レビュー分析から、子ども利用が多いと判断し、2024年からはキービジュアルを子ども向けに転換。
その戦略も見事にハマり、販売実績は2021~23年計約10万本、24年約10万本、25年約80万本という結果に。
このヒットに、当然ながら類似商品も多数登場した。しかし、魔法瓶の老舗には揺るぎない自信がある。
「魔法瓶メーカークオリティの真空断熱技術による高い保冷力と用途別の豊富なラインアップこそ弊社の強みだと思っています」
「自社設計・デザインにこだわり、氷のうのシリコーングレードや厚み、樹脂パーツのディテールなど細部のクオリティにも力を注いでいますので、是非商品を手に取ってその魅力を実感していただきたいです」
ネッククーラーやハンディファンに次ぐ、新たな市場が形成されつつある今、その先駆者が考える今後の展望とは?
「モノ作りを目的化せず、時代・ライフスタイルの変化やニーズに目を向け耳を傾けることかなと思います。もちろん、商品の良さを伝える努力も必要です。皆さまに選ばれ続ける商品をこれからも生み出していきたいです」
取材協力
ピーコック魔法瓶「アイスパック」シリーズ
ピーコック魔法瓶公式X @Peacock_PR_JPN
文/太田ポーシャ




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