夏のボーナスの時期が到来。手元のお金を自己啓発や副業を始める資金に使うこともできるだろう。自己投資を考えているビジネスパーソンにとっては、有意義な活動に投資したいはずだ。
今回は、そんなビジネスパーソンに役立つ、これまでの知識や経験を活かして稼げる新しい副業を3つ紹介する。
1.社外CFO
ひとつ目は「社外CFO」だ。社内CFOとは、会社組織が社外に「CFO(Chief Financial Officer)=最高財務責任者」を持つ形態。主に経営者に対して資金調達や財務戦略、財務ガバナンスなどを社外から支援する。
●こんなビジネスパーソンにおすすめ!
社外CFOになるには、国家資格も民間資格も不要。会社が求める「お金」に関する役割は「会計・税務・財務」の3つに分けられる。このうち、CFOは財務のみを担うことから、会計や税務に関する専門知識は不要。会計士・税理士などの資格も必要ない。
とはいえ、会計に関する知識はある程度求められるため、これまで経理や会計業務に携わってきた人には適任だ。
「社外CFOは、日商簿記3級程度の基礎知識さえあれば、実務経験がなくても始められます、実際、私自身、社外CFOになる前は、簿記の資格や経理職としての勤務経験もない状態。最低限の会計の基礎だけでスタートを切れたのです」
そう話すのは『社外CFOになって、たちまち年収1200万円を稼ぐ方法』の著者で、「中小専属CFO養成アカデミー」を主催する長友大典氏。
社外CFOは、近年、会社員の副業としても注目されているという。
長友 大典氏
有限会社トークファイブ代表取締役。20年の財務経験を持つ実業家、社外CFO(最高財務責任者)として倒産寸前の企業を年商10億円超へ導くなど多くの実績を持つ。現在は、士業や経理担当者が高単価な社外CFOとして自立するための「中小専属CFO養成アカデミー」を主宰している。中小専属 CFO養成アカデミー
https://talkfive.co.jp/cfo-academy/
「当社主催の『中小専属CFO養成アカデミー』の受講生の多くは、社外CFOを税理士、会計士、税理士などの補助や企業経理、経営コンサル、保険、FP業務などと兼務しながら行なています」
――社外CFOに求められる素養とは?
「財務に関する知識は必要ですが、最も重要なのは社長とのコミュニケーションです。社長は資金繰りや社内で数字を見た上での意思決定のために財務に関する判断の専門家を求めているため、そのニーズを的確に読み取り、応える力が重要です」
生徒の中には副業(複業)として月7万から15万、30万、50万円とステップアップしていった人もいるという。新しい副業として、経理などの経験のある人や会計知識がある場合には検討してみてはいかがだろうか。
2.BtoBスポットコンサル(実務アドバイザー)
ふたつ目は、「BtoBスポットコンサル(実務アドバイザー)」。
副業マッチングビジネスを展開する株式会社プロの副業 代表取締役の大村昂太朗氏は、トレンドの副業のひとつに挙げる。
大村 昂太朗氏
株式会社プロの副業 代表取締役。スキルだけでなく「働き方のOS」でマッチングする独自の支援を展開。1万5千名のデータベースから、会社員の新しい働き方や、企業の外部人材活用を牽引している。
https://profuku.com/
「BtoBスポットコンサルは、本業で培った営業手法や人事制度の構築、SaaSツールの導入経験などを、その知見を持たないスタートアップや中小企業などに1時間単位の壁打ち相手として提供する副業です」
●こんなビジネスパーソンにおすすめ!
「特定部門で5年以上の実務経験があり『自社では当たり前だが、他社には価値あるノウハウ』を持つ方におすすめです」と大村氏。実務経験を重ねてきた30~40代の会社員であれば、誰もが就ける可能性のある副業だ。
気になる報酬相場は、「1時間あたり1万~3万円」だという。
「月に2~3件対応するだけで月収3万~10万円になります。地方企業で経理をしている方が、都内のIT企業向けに月5~10万円を安定して稼いでいる例があります」。
まずは自分の得意分野を見極めるのが先決といえそうだ。
3.ビジネス資料の作成代行
3つ目は、「ビジネス資料の作成代行」だ。これも大村氏が挙げるトレンドの副業のひとつ。
「普段の業務で作り慣れている企画書や営業用プレゼン資料(PowerPointなど)の作成スキルを活かし、リソース不足の企業の代わりにスライドを構成・作成する仕事です。どちらも新たにスキルを学ぶ必要がなく、日々の実務経験がそのまま価値になります」
●こんなビジネスパーソンにおすすめ!
「日常的に社内会議や顧客向けのプレゼン資料を作成しており、情報を分かりやすく図解・整理するのが得意な方におすすめです。
まずは我々『プロの副業』のようなプロ人材専門の支援チームに相談し、ご自身の『当たり前の知識』が市場でどう評価されるのか、客観的なキャリアの棚卸しと面談のやり取りからスタートするのがおすすめです」
報酬相場は、「1スライド1枚あたり1000~3000円、案件単位で1万~5万円程度」と大村氏。
「月に数件こなせば3万~10万円の副収入になります。普段から提案書を作っているメーカー勤務の営業マンが、週末だけスタートアップのピッチ資料作成を請け負い、月10万円を稼いでいる例もあります」
社外CFO、BtoBスポットコンサル、ビジネス資料の作成代行の3つは、これからの時代の新しい副業といえそうだ。ここはひとつ、市場に視野を広げて、自らの所有スキルを棚卸ししてみてはいかがだろうか。
取材・文/石原亜香利
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