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【図解付き】GoogleスプレッドシートでのQUERY関数の使い方|データ抽出や並べ替えの方法

2026.08.06

QUERY関数の基本からよく使う条件、つまずきやすいポイントを、図解を交えながら分かりやすく解説します。Googleスプレッドシート初心者でも、読み終わるころには実務で使えるようになります。

QUERY関数とは?

Googleスプレッドシートで大量のデータを扱っていると、『特定のデータだけを表示したい』『売上の高い順に並べたい』と思うことがあります。

そんなときに便利なのがQUERY関数です。

QUERY関数とは、Googleスプレッドシート内のデータを抽出したり、並べ替えたりできる関数です。

主に、次のような操作を行えます。


 ⚫︎特定の条件に一致するデータだけ抽出する


 ⚫︎必要な列だけを表示する


 ⚫︎データを並べ替える


 ⚫︎複数の条件を組み合わせて一覧を作成する

 

例えば、売上データの中から東京営業所のデータだけを表示したり、売上金額の高い順に並べ替えたりできます。

フィルター機能でも似たような操作は可能ですが、QUERY関数を使えば条件を数式として残せるため、同じ処理を何度も行う場合に便利です。

QUERY関数の基本構文

QUERY関数の基本構文は次の通りです。

=QUERY(範囲,”クエリ”,見出し行数)


 ⚫︎範囲:処理対象となるデータ範囲


 ⚫︎クエリ:実行する処理内容


 ⚫︎見出し行数:見出しの行数

 

『見出し行数』は、表の見出しが何行あるかを指定します。1行目が見出しなら『1』、見出しがなければ『0』を入力します。

なお、省略も可能で、その場合はGoogleスプレッドシートが自動で判定します。

QUERY関数で使えるクエリ

QUERY関数では、主に以下のようなクエリを使えます。

 
 ⚫︎SELECT句:表示する列を指定する


 ⚫︎WHERE句:条件を指定する


 ⚫︎ORDER BY句:データを並べ替える


 ⚫︎LIMIT句:表示件数を制限する


 ⚫︎GROUP BY句:グループ化して集計する


 ⚫︎LABEL句:見出し名を変更する

まずは『SELECT』『WHERE』『ORDER BY』の3つを覚えれば、多くの実務に対応できます。

◾️SELECT|必要な列だけ表示する

SELECTは、表示したい列を指定するクエリです。

例えば、『営業所』と『売上高』だけを表示したい場合は、次のように入力します。

=QUERY(A1:C6,”SELECT A,C”,1)

SELECTを使うと、必要なデータだけを表示できるため、見やすい資料を作成したい場合や、特定の情報だけを共有したい場合に便利です。

◾️WHERE|条件に一致するデータを抽出する

WHEREは、条件に一致するデータだけを表示したい場合に使用します。

例えば、新規顧客数が30件以上の営業所だけを抽出したい場合は、次のように入力します。

=QUERY(A1:C6,”SELECT  * WHERE B>=30″,1)

なお、『*』は全ての列を表示するという意味です。

そのため、この数式では営業所、新規顧客数、売上高の全ての列が表示されます。

WHEREを使うと、条件に合うデータだけを抽出できるため、大量のデータの中から必要な情報を探したい場合に便利です。

◾️ORDER BY|データを並べ替える

ORDER BYは、データを並べ替えるためのクエリです。

例えば、売上高が高い順に営業所を表示したい場合は、次のように入力します。

=QUERY(A1:C6,”SELECT * ORDER BY C DESC”,1)

この数式の『DESC』は降順を意味し、大きい値から順番に表示されます。

反対に、小さい値から順番に並べたい場合は『ASC』を使用します。

=QUERY(A1:C6,”SELECT * ORDER BY C ASC”,1)

ORDER BYを使うと、売上ランキングや成績順位などを簡単に確認できます。データの傾向を把握したい場合にも便利なクエリです。

QUERY関数を組み合わせて使う

QUERY関数の便利な点は、複数のクエリを組み合わせて使えることです。

例えば、『新規顧客数が30件以上の営業所だけを抽出し、その中で売上高が高い順に並べたい』という場合は、次のように入力します。

=QUERY(A1:C6,”SELECT *WHERE B>=30ORDER BY C DESC”,1)

このように、複数のクエリを組み合わせることで、目的に応じた一覧表を効率良く作成できます。

QUERY関数でよくあるエラー・注意点

QUERY関数でよくあるエラーや注意点についても知っておきましょう。

 
 ⚫︎文字列をシングルクォーテーション(’ ‘)で囲み忘れている


 ⚫︎SELECTやWHEREで列記号を間違えている


 ⚫︎見出し行数の設定が誤っている


 ⚫︎数値が文字列として入力されている

思った結果にならないときは、『クエリの書き方』と『データの形式』を確認するのがコツです。

まとめ

QUERY関数は、Googleスプレッドシートでデータを抽出・整理するための便利な関数です。

初心者のうちは、『SELECT』『WHERE』『ORDER BY』の3つを覚えるだけで十分活用できます。

まずはそれぞれを単独で使い、慣れてきたら組み合わせにも挑戦してみましょう。

QUERY関数を使いこなせるようになると、データ整理や集計の作業を効率化できます。

構成/編集部

Author
IT企業に入り、新卒の頃に外資コンサル出身の先輩から分析やExcelの使い方、お作法を学び、それ以降マーケティングや事業管理や営業企画など幅広い役割で業務をする中で、常にExcelを実務で利用。 社内で新人向けにExcel研修などを実施するなどもして自分だけではなく周りに教えることも実施。 ExcelやGoogleスプレッドシートをつくるときに気をつけていることは、作成者のことを知らなくてもシートを見たら意図が伝わり、自分のものに感じられるシートづくり。 最近では生成AIを使って複雑な関数やマクロやGASなども組み、業務を効率化している。 2025年からライター業務も開始し、記事の監修なども実施

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