かつてのサッカー日本代表があと一歩のところで届かなかったアメリカの地に、夢の祭典が再び帰ってきた。現在の代表チームが目指すのは、あくまで〝優勝〟。出場すらかなわなかった32年前を知る世代からすれば、考えられないほどの高い目標設定だ。その可能性はゼロではないと言われるほどまでに代表チームが成長し、日本のサッカー文化自体も発展を遂げられたのはなぜか!?
現在発売中のDIME8月号ではその足跡を元代表レジェンドなどの証言を中心に徹底解説! 日本サッカー協会が目指す未来の日本サッカーについてもひもとく。
今回は、そんな特集の中から大人気サッカー漫画『アオアシ』の作者として知られる、小林有吾先生にインタビュー。今、熱を帯びるサッカーへの思いを聞いた。
『アオアシ』は累計2500万部超の超人気サッカー漫画!

これまでに日本で数多く誕生したサッカー漫画は、世界中の子供たちにサッカーの醍醐味を伝える役割を果たしてきた。幼少期に読んだ作品をきっかけにサッカーを始め、プロへの階段を駆け上がった選手も少なくない。近年は取り上げる題材が多様化する中、プロのユース育成に焦点を当てたのが、2015年から2025年まで『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小社刊)で連載された『アオアシ』だ。入念な取材をもとに紡がれる熱量の高い物語は、子供たちだけでなくプロ選手の心をもつかんでいる。そんな『アオアシ』を描いた小林有吾先生に、作品づくりの舞台裏やサッカーへの思いなどを聞いた。
【DIMEからの質問】
『アオアシ』の連載を続けてきた中で、当初からサッカーをどう描こうとしてきたのですか? あるいはサッカーのどんな側面を特に注力して描きたかったのでしょうか?
【小林先生の回答】
サッカー漫画だけでなくスポーツ漫画を読むのが好きではなかった。
バトルとかラブコメが好きだった。
なぜ自分が好きじゃないのか考えた時に、ただずっと試合をやってるとか、
不自然な必殺シュートとかで冷めてしまう部分がそれだった。
リアリティーと、興味のない人にも読んでもらえる素人目線を大事に考えた。
【DIMEからの質問】
『アオアシ』の登場人物の中で「描きやすい」「描いていて楽しい」というキャラクターはいますか?
【小林先生の回答】
描きやすいのは葦人(アシト)です。
難しかったのは阿久津(あくつ)ですかね。
ヒールと正義のバランスに少し苦労しました。


プロになりたい一心で練習に励む主人公・青井葦人を蹴落とそうと、暴言を吐きつづける一学年上の阿久津渚。だが葦人は自身の足りない守備技術を教えてもらうべく頭を下げる。
【DIMEからの質問】
TVアニメ Season1が放送された際のお気に入りシーンは?
【小林先生の回答】
「無心拍数」のOPの映像を初めてみた時は驚きました。

OPでは、物語の舞台となる「東京シティ・エスペリオン」ユースの練習風景や試合で躍動する選手だけではなく、葦人の苦悩なども表現。チームの仲間から愛媛の家族までの全要素が90秒間に詰まっている。
【DIMEからの質問】
TVアニメ Season2の見どころや期待してほしいところは?
【小林先生の回答】
サッカーシーンです。
素晴らしい才能を持ったクリエーターの方々が2期に結集してくれ、
サッカーシーンは「ここまでできるのか」と唖然としました。

Aチームに昇格した葦人がユースのトップリーグに挑む。アニメ制作は『名探偵コナン』などのアニメを手掛けるトムス・エンタテインメントが担当。2026年10月4日から放送開始(予定)。
【DIMEからの質問】
劇中で描かれる戦術やシステムのうち、描いていて楽しかったり、テンションが上がったりしたのは?
【小林先生の回答】
5レーンは意味もよくわかったし、勉強になりました。
必殺技みたいなネーミングも好きでした。

〝5レーン〟とは、ピッチが縦方向に5分割されていることを11人全員で意識し、互いの動きに合わせてポジショニングを巧みに変えながら効率的に攻撃する高度な戦術のこと。海外チームや日本代表でも取り入れられている。
【DIMEからの質問】
『アオアシ』読者から届くメッセージの中で特に印象的なのは?
【小林先生の回答】
ファンレターをいただきますが、本当に熱心な方はドキっとするような指摘をします。
描いてる僕の思いとリンクしてるような。
昔から数度ファンレターをいただくような方に多いですね。







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