会社で行う仕事の多くが、企業運営・事業推進において欠かせないものだ。しかし、中には時間を費やすことに意味を感じられない無駄なタスクも存在し、多くのビジネスパーソンの悩みの種になっているのではないだろうか?
アスノシステムはこのほど、会社員300名を対象に「仕事のムダ・非効率に関する実態調査2026」を実施し、その結果を発表した。
約8割が「ムダ・非効率を感じる」 仕事中の非効率は日常的に
仕事中に「ムダ・非効率」だと感じることがあるか尋ねたところ、「よくある」(24.3%)と「時々ある」(54.3%)を合わせると78.7%となり、約8割のビジネスパーソンが業務の非効率を実感していることが明らかとなった。一方で「あまりない」は15.0%、「まったくない」はわずか6.3%にとどまり、多くの職場で非効率が日常的な課題となっていることがうかがえる。
ムダだと感じる業務、1位は「結論の出ない会議」(64.4%)
最もムダだと感じる業務について聞いたところ(複数回答)、「結論の出ない会議」が64.4%で1位となった。以下「不要な資料作成」(60.5%)、「重複入力・二重作業」(35.9%)と続いた。会議そのものや、その準備・後処理に多くの時間が割かれていることが浮き彫りとなっており、会議の質・運営見直しが急務であることが示されている。
8割近くが「業務時間が増えている」と実感 非効率のコストは深刻
仕事のムダ・非効率によって業務時間が増えていると感じるかを尋ねたところ、「とても感じる」(20.0%)と「やや感じる」(57.0%)の合計が77.0%と、8割近くに上った。「あまり感じない」(17.0%)、「まったく感じない」(6.0%)は合計でも2割程度にとどまり、非効率による時間コストが多くの職場で深刻な問題になっていることがわかる。
非効率な会議の特徴 「結論が出ない」「目的が不明確」が上位
非効率だと感じる会議の特徴(複数回答)では、「結論が出ない」が58.7%で最多となった。以下「目的が不明確」(50.0%)、「資料説明が長い」(37.3%)が続いた。会議の設計・進行・準備といった運営面全体に課題があることが明確となっており、アジェンダ設定や時間管理など構造的な改善が求められている。
業務環境の効率性について「感じない」が44%超 環境整備の課題浮き彫りに
現在の業務環境が効率的に働きやすいと感じるかを尋ねたところ、「あまり感じない」(34.7%)と「まったく感じない」(9.7%)の合計が44.3%と約4割半に上った。「とても感じる」はわずか9.7%にとどまり、多くのビジネスパーソンが現状の業務環境に課題を抱えていることが浮き彫りとなった。
業務効率を下げる要因、「情報共有不足」「会議が多い」が上位
業務効率を下げる要因(複数回答)として、「情報共有不足」が49.7%でトップとなった。以下「会議が多い」(37.7%)、「業務量が多い」(32.0%)、「社内ルール・承認フロー」(30.7%)と続いた。情報流通の問題と、会議や承認プロセスの過多が複合的に絡み合って業務効率を阻害している実態が見える。
会社への期待は「会議削減」がダントツ1位(38.3%)
業務効率化のために会社に期待すること(複数回答)では、「会議削減」が38.3%でトップとなった。以下「業務フロー改善」(30.7%)、「柔軟な働き方」(29.3%)が続き、「DX推進」(21.0%)や「定型業務の自動化(RPA・AI含む)」(19.7%)も上位に並んだ。ビジネスパーソンが効率化の突破口として会議改革を最重要視していることが明確に示されている。
集中しやすい働き方、「個人作業に集中できるオフィス環境」が1位
最も集中しやすい働き方(単一回答)を尋ねると、「個人作業に集中しやすいオフィス環境」が34.0%で最多となった。以下「チームで相談・雑談しやすいオフィス環境」(21.7%)、「特にこだわりはない」(21.3%)が続いた。「リモートワーク中心」(8.0%)は少数にとどまり、物理的なオフィス環境の質が集中力に直結していることがうかがえる。
約86%が「今後、業務効率化がさらに重要になると思う」と回答
今後、業務効率化がさらに重要になると思うかを尋ねたところ、「とても思う」(40.3%)と「やや思う」(45.7%)の合計が86.0%と、ほぼ9割近くに達した。「あまり思わない」(9.7%)、「まったく思わない」(4.3%)は合わせて14.0%にとどまり、業務効率化への意識は今後もさらに高まっていくことが予測される。
<調査概要>
調査対象:会社員(正社員・契約・派遣社員)、経営者・役員
サンプル数:300名
調査方法:インターネット調査
調査期間:2026年5月20日
構成/こじへい







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