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高級ハンディファンは何が違う? 家電ライターが風速・静音性・使い勝手を最新4製品で徹底検証!

2026.05.30

シャークは充実したアクセサリーの「全部入り」冷却ガジェット

・製品名:Shark ChillPill パーソナルクーリングファン
・メーカー:シャークニンジャ
・直販価格:22,000円
・サイズ・重量:約85×46×113mm・約240g
・バッテリー持続時間:最長11時間

カラーはホワイト、ピンク、ベージュ、ローズ、チャーコールグレーの5色展開。今回はホワイトを試用。

シャークは今回試した製品の中でもかなり異色な存在だ。デザインも一般的なハンディファンとは大きく異なり、まるで双眼鏡のような形状をしている。2つの筒状パーツをひねることで手持ちだけでなく卓上スタイルでも利用可能で、ひねる角度を変えることで机などに置いた際の送風角度も調整できる。

最大風速は24.8km/hとダイソンほどのパワーはなかった。しかし、本製品最大の特徴はアクセサリーの充実。一般的な送風のほか、ファンを外して「ミストアタッチメント」を装着すればドライミストを噴霧、「冷却プレートアタッチメント」に付け替えることで最大マイナス9℃の冷却効果があるプレートで身体を直接冷やせる。

10段階の風量調整に対応。アタッチメントを交換すると、自動的にミストモードや冷却プレートモードへ切り替わる。写真はレベル10で約20cm離して計測したときの風速
ミストアタッチメント使用時。肌に当てても水滴感が少なく、べたつきにくいドライミストが噴き出る

もうひとつ特徴的なのが、別売りアクセサリーの充実ぶり。標準ではリストストラップが付属するが、別売りでネックストラップやベビーカーに装着できるクランプ、トラベルケースなども用意されている。

個人的に気に入ったのが別売りのクリップ。ベルトやTシャツの首元などへ簡単に固定でき、ストラップのように本体がぶらぶらしない点が使いやすかった。一方で、アクセサリー類は安いものでも3000円前後と比較的高価。本体価格も22,000円と今回比較した中では最も高いため、快適に使おうとアクセサリーを追加していくと、予想以上の出費になる可能性もありそうだ。

個人的に一番気に入った別売りアクセサリーが「Shark ChillPill パーソナルクーリングファン用 取付クリップ(3,300円)」。ベルトに装着すると服によっては内側へ風を送り込めるため、想像以上に涼しく感じた

パワーとコストのバランスが光るJisuLife

・製品名:Handheld Fan Pro1 Mini
・メーカー:JisuLife
・直販価格:8,580円
・サイズ・重量:50×55×142mm・約180g
・バッテリー持続時間:最長30時間

カラーはホワイトとブラックの2色展開。今回はホワイトを試用。

今回比較した4機種の中で唯一、日本ではまだそれほど知名度が高くないメーカーがJisuLifeだ。じつは海外ではハンディファンブランドとしてすでに人気で、今年日本市場へ本格参入。高い風速性能と機能性、コストパフォーマンスの高さで人気を集めている。今回試した「Handheld Fan Pro1 Mini」も個性的。本体にはレザー調の質感を採用しており、一般的な樹脂製ハンディファンにはない高級感がある。さらに、送風口に磁石で装着できるアロマパッドを付属し、涼むだけではなくアロマディフューザーのようにも使える。

マグネット式アロマホルダーを含めた充実した付属品。専用ポーチなども、かなりスタイリッシュにデザインされているのがわかる

最大風速は34km/hと、ダイソンに次ぐ2位を記録。実際に使ってみても、コンパクトなサイズから想像する以上にしっかりした風を感じた。また、風量を100段階から選べる点も他製品にはない特徴といえる。

100段階という驚くほど細かな風量調整に対応。写真はレベル100で約20cm離して計測したときの風速

やや残念だったのが、今回紹介した製品の中で唯一、ネックストラップを付けた状態でハンズフリー送風が難しかった点だ。ネックストラップ自体は付属するものの、風を当てる際は基本的に本体を手で保持する必要があった。

実際に毎日使った筆者は最終的にシャープがお気に入り!

今回試して感じたのは、高級ハンディファンは単純に風を強くした製品ではないということ。ダイソンは圧倒的な風速、シャークニンジャは冷却プレートやミストによる多機能性など、それぞれ方向性が大きく異なり、ライフスタイルや重視するポイントに合わせて選べるようになっていた。

一方で共通していたのがデザイン性の向上。従来のハンディファンは成形した樹脂をそのまま使うことが多かったが、今回試した高級モデルは塗装や素材感にもこだわり、大人が持っていても違和感が少なく、男性でも手に取りやすいという印象だ。また、今回試した4機種すべてが充電しながら送風できた点も印象的だった。低価格モデルでは充電中は使用できない製品も少なくないが、モバイルバッテリーにつないだまま使えるのは意外に便利。スペック表では目立たない部分だが、こうした細かな使い勝手の良さも、高級ハンディファンならではの配慮と感じた。

いずれも魅力的な製品だったが、筆者がひとつだけ選ぶならシャープ。風速だけで見ればトップではないが、個人的に気に入ったのが高い静音性だ。筆者は仕事柄、不特定多数の人が集まる会議室などで使う機会も多いため、周囲に人がいる場所でも気兼ねなく使えることを重視したい。その点、シャープは動作音が静かなうえ、比較的低めで耳当たりの穏やかな音質も印象的だった。もちろん、プラズマクラスターによる衣類のニオイケアなど、夏場の送風以外にも活用できる点も魅力に感じている。

*記事掲載の商品価格は2026年5月時点のものです。

文/倉本春

ソフトバンクにてPC雑誌の編集者を5年、ドッグカフェのオーナーシェフを6年経験後、家電ライターに転向。 現在は生活家電分野をメインにWebをはじめ雑誌やラジオなど数多くの媒体で活動を展開

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