新社会人も仕事に慣れてきた時期だと思われるが、上司や先輩が意外と気にかけているのが仕事で使う敬語問題。バイドゥが提供するきせかえ顔文字キーボードアプリ『Simeji』は、19歳から50歳に「ビジネス敬語」に関する意識調査を実施したが、新社会人の敬語に関して上司や先輩の約6割がモヤっとした経験があると回答している。敬語の使用実態や自信度、上司・先輩世代と新社会人の認識差、AI活用の実態などを調査すると、敬語の判断に迷う場面や職場内で共有されにくい敬語のズレが存在していることがわかった。
上司の約6割が新社会人の敬語に違和感
「上司・先輩の立場にある」と回答した人に「新社会人の敬語にモヤっとしたことがあるか」について質問すると、59.8%がモヤっとしたことがあると回答したが、「実際に敬語の間違いを指導したことがある」と回答した人は約4割しかいなかった。新社会人の「敬語が原因でヒヤッとした、または注意された経験」については、約4割が「ある」と答えている。上司の約6割が敬語に違和感を抱いているが、実際に指導するのは4割程度だった。敬語のズレが指摘されずに、職場内で使い方の共有がされずにそのままになっている可能性もありそうだ。ちなみに実際に注意をしたことでは、「NG敬語・誤用の指摘」(37.9%)がもっとも多かった。タメ口や砕けた言い方、取引先への言葉遣い、電話・メールでの表現など、敬語の誤用以外にも日常業務のコミュニケーション全体に関することを指導しているケースもあるようだ。
新社会人の敬語の自信度は5段階評価で2.76
5段階評価で敬語に自信があるか質問すると、入社1年目の新社会人の平均は2.76点だった。上司・先輩世代でも2.89点で、いずれも5段階中3点未満という結果になった。新社会人で敬語に自信がないと回答した人は42.2%で、上司・先輩世代(33.5%)より高かった。自信があると回答した割合は、新社会人(26.6%)と上司・先輩世代(26.4%)で大きな差はなかったという。社会人として経験を重ねても、敬語に対する自信は世代を問わず高くなりにくい傾向があるようだ。
社会人の約9割が「誤用しがちな敬語」とは?
19歳以上の男女に目上の人や接客などで使用する敬語表現について質問すると、1位:「了解しました」、2位:「よろしかったでしょうか」、3位:「〇〇(呼び捨て)は、お休みをいただいております」がトップ3だった。調査で提示した18の敬語表現で「ひとつも使ったことがない」と回答した人は1割未満で、約9割が目上の人に使うのを避けたいとされる敬語表現を実際に使用した経験があった。
敬語で迷いやすい「使い分け」と「電話対応」
複数回答で「敬語の何が一番難しいと感じますか?」という質問では、「尊敬語・謙譲語の使い分け」が最多だった。それに「電話対応」と「相手(上司・取引先)による言葉の違い」が続いた。敬語は単語そのものより、相手や場面に応じた使い分けやその場で判断するコミュニケーション場面で難しさを感じているようだ。新社会人と上司世代で大きな傾向差もみられず、 どの世代も敬語の迷いやすいポイントは共通している印象だ。
AIに敬語の相談をしている人が18.19%
「普段AIを利用していますか」については、「とても利用する」と「やや利用する」と回答した人は42.6%だった。「ビジネス敬語で困ったとき、頼りにするもの」でもAIと回答した人は約18%で、検索エンジン(約34%)に次いで選ばれていた。敬語の判断に迷う場面では、AIが相談手段として活用され始めているようだ。
敬語は、「覚えること」よりも相手や場面に応じた使い分けに難しさを感じている人が多いことがわかった。新社会人は約4割が敬語に自信がないと回答しており、「尊敬語・謙譲語の使い分け」や「電話対応」などに難しさを感じていると回答。敬語は単なる語彙の知識ではなく、場面や相手に応じた判断が求められるコミュニケーションスキルなので、若手だけでなく多くの社会人が持続的に学習していく必要があるスキルといえそうだ。
『敬語利用に関する意識調査』
調査対象:全国の『Simeji』ユーザー
有効回答数:7614件
調査期間:2026年2月5日~2026年2月12日
調査方法:『Simeji』アプリ内アンケートフォームにて実施
調査主体:『Simeji』
https://simeji.me/
構成/KUMU







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