多くの新社会人にとって、2026年4月24日(金)は待ちに待った初任給の日だった。しかし新社会人たちは、その給与明細について、どこまで正しく理解できているのだろうか?
株式会社スガワラくんはこのほど、今年度の新社会人160名を対象に「初任給の本音と給与明細の理解度」についてアンケート調査を実施し、その結果を発表した。
新社会人の2割が「給与明細に関心なし」
まず、「入社後に給与や給与明細に関する研修はあったか?」と聞いたところ、「受けた」は56.3%、43.8%は「受けていない」と回答した。これにより、給与の内訳や仕組みについて十分な説明を受けていない新社会人が4割超存在する実態が明らかになった。
次に、「自身の給与明細の内容をどの程度理解しているか?」と聞いたところ、「すべての項目を理解している」と回答した人は13.8%にとどまり、「大まかな内容は理解している」は53.1%となった。
一方、「一部しか理解していない(わからない項目が多い)」(16.3%)と「ほとんど理解していない(内容を把握していない)」(16.9%)を合わせると3割を超える(33.2%)結果となり、給与明細は毎月受け取る重要な書類であるにもかかわらず、内容を十分に理解できていない新社会人が少なくないこともうかがえた。
続いて、「給与に関して知っていることは何か?」と聞いたところ、最多は「基本給・額面・手取りの違い」(60.6%)で、給与の基本構造については一定の理解が進んでいる様子が見られた。
一方で、「社会保険料は基本的に4~6月の給与を基準に決まり、9月から適用される」(21.9%)、「社会保険料は会社と本人との折半」(25.6%)は共に2割台となり、社会保険料の決まり方や会社負担の仕組みなどの理解度は限定的だった。
さらに、「手当には所得税の課税対象と非課税対象がある」(17.0%)、「給料には固定的賃金と非固定的賃金がある」(15.0%)といった給与制度に関する理解も2割未満にとどまった。
また、「知っているものはない」と回答した人も16.3%おり、新社会人に対するマネーリテラシー教育の必要性が浮き彫りになった。
最後に、「初任給の給与明細を見た際の率直な感想」を聞いたところ、「特に何も感じなかった/関心がなかった」(20.0%)が最多となった。初任給は“人生初の給料”として象徴的なイベントである一方、給与そのものへの関心があまりない人も一定数存在することがわかった。
他方、「思っていたよりも多くて嬉しかった」(18.1%)、「金額に満足し、社会人になった実感が湧いた」(10.6%)といった前向きな回答もあったものの、「手取り額が思っていたよりも少なくて驚いた」(13.1%)、「税金や社会保険料の多さにショックを受けた」(6.3%)「生活できるか不安になった」(4.4%)など、額面と手取りの差に戸惑う声もあった。
また、「お金の仕組み(税金・保険)を理解する必要性を感じた」(6.9%)という回答もあり、初任給をきっかけに税金や社会保険への関心が高まる新社会人がいることもうかがえた。
<調査概要>
調査期間:2026年4月30日~5月6日
調査手法:インターネット調査
調査対象:18歳以上25歳以下の令和8年度新社会人(男女)
調査地域:全国
サンプル数:160名
調査機関:Freeasy
出典元:脱・税理士スガワラくん 調べ
構成/こじへい







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