2025年4~10月に開催され、総来場者数約2,900万人という盛り上がりを見せた大阪・関西万博。
あれから約1年が経った2026年5月14日。「万博No.1レストラン」として西ゲートを賑わせた、くら寿司と「世界の料理」が大阪・心斎橋へと帰ってきた。
その名も「くら寿司メモリアル店 なんば千日前」。どんな料理が味わえるのか、そして何を万博から受け継いだのか。オープン前日の内覧会に参加することができたので、その全貌をお届けしよう。
くら寿司メモリアル店 なんば千日前
訪れたのは、大阪・心斎橋にある千日前中央通り商店街。大阪らしいにぎやかな商店街に建つビルの3階に、くら寿司メモリアル店 なんば千日前(以下、メモリアル店)はオープンした。
店名の通り、ここは万博の思い出に浸れる場所。大きな提灯が下がるモダンなエントランスを抜けると、目に飛び込んできたのは…
「あっ! このお寿司のオブジェ、見覚えがある!」
くら寿司 大阪・関西万博店(以下、万博店)を訪れたことがある人ならば、思わず声が出るはずだ。待合スペースには、万博店の壁を飾っていた「抗菌寿司カバーとお寿司」のオブジェがズラリと並んでいる。
それだけではない。席へ向かうとそこにも既視感が。
実はメモリアル店では、万博店で使用していたテーブル・椅子・レーン・ビッくらポン・オブジェ・厨房設備など、多数の店内設備を移設・再利用している。
さらには再利用できなかった部分も、外壁の漆喰や待合ベンチシート、レジカウンターなど、万博店と同じ素材を採用。まさに「あの日の万博」をそのまま心斎橋に再現したような空間が広がっていたのだ。
余談だが、この日の内覧会には、くら寿司 取締役 広報・IR本部長の岡本浩之氏に加え、在大阪ハンガリー領事館のケレケシュ・アンドラーシュ領事館長、そして大阪・関西万博公式キャラクター・ミャクミャクも登場。
岡本氏が語った「万博ロスの大阪に元気を取り戻したい」という言葉通り、店内にはあの日の熱気がよみがえり、胸が高鳴るようなエモーショナルな光景が広がっていた。
世界の料理70種類が310円で復活
メモリアル店で復活したのは、万博店で人気を博した「世界の料理」。一部メニューや材料は調整されているものの、その数はなんと70種類!
「回転ベルトは、世界を一つに。」というコンセプトのもと開発されたこれらのメニュー。うち25か国分は、各国大使や現地の方々の協力のもと、何度も改良を重ねて完成したお墨付きの味だ。しかも価格はすべて税込310円。本格的な世界の料理がこの価格で楽しめるのは驚きだ。
まずは、万博店で不動の人気トップ3だったメニューをご紹介しよう。
1位:鴨のローストトリュフソース(ハンガリー)
2位:アホ(パラオ共和国)
3位:タリアータ(イタリア共和国)
トリュフの香りがふわりと広がり、おつまみにもスナックにもピッタリな「鴨のロースト」。ココナッツミルクソースの中に白玉団子が入った上品な南国デザート「アホ」。そして、旨みが凝縮され、食べ応えのある牛肉ステーキのスライス「タリアータ」。
実際に試食をしたが、どれも310円という価格からは想像できない本格的な味わいだ。
しかし実を言うと、人気上位のメニューは比較的日本人に馴染みのある料理が多い。4位以降を見ていくと…
4位:チリクラブ(シンガポール共和国)
5位:生春巻き(ベトナム社会主義共和国)
6位:カンジャンセウ(大韓民国)
7位:マラコフ(スイス連邦)
8位:ケバブ(トルコ共和国)
9位:サーモンカルパッチョ(ノルウェー王国)
10位:ローストビーフ(オーストラリア連邦)
そこで筆者は「せっかくなので、もっと知らない料理にも挑戦してほしい」というくら寿司からの言葉に背中を押され、未知の料理にもチャレンジをしてみることにした。







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