auエネルギー&ライフは、2026年5月13日より、「auでんき」と蓄電池を組み合わせた新サービス『auでんち』の提供を東京都内の戸建て住宅限定で開始した。
『auでんち』は、蓄電池の初期費用・設置工事費・月額料金すべて0円(※1)での提供に加え、毎月の電気代から最大3000円(税込)を割引するサービスとなる(※2、3)。
※1 『auでんち』の加入から15年以内に解約する場合は3.3万円の違約金が生じる。
※2 auでんき ecoMプラン(東京)、またはecoLプラン(東京)の利用料金から3000円を割引。なお、auエネルギー&ライフが蓄電池を活用するにあたって生じた電気代は、月々の利用料とまとめて顧客が一度負担する形となるが、同額が同社から補填される。
※3 前月末時点で『auでんち』を利用の場合、当月の電気料金から割引。月の電気代が3000円を下回る場合は当該金額分を割引。
〝節約する〟のではなく〝価値として活かす〟電気へ
近年、燃料価格の高騰や国際情勢の影響により、電気代の上昇や先行きへの懸念が指摘されている。加えて、夏場や冬場の冷暖房利用の増加による電力需要の拡大や、自然災害に伴う停電リスクへの備えなど、電気の安定供給を巡る課題も多い。
こうした状況の中、電力市場では制度改革が進み、家庭用蓄電池などの分散型電源を活用した電力の需給バランス調整(需給調整市場への参入)など、新たなエネルギー活用も取り組みが広がりつつある。
一方、家庭における節電は、精神的負担や手間を伴うことも多く、継続的な負担となるケースも少なくない。
こうした中、auエネルギー&ライフはコーポレートメッセージに掲げる「Energize Your Life」のもと、「電気を『頑張って節約する』のではなく、『価値として活かすもの』へ捉え直し、家庭用蓄電池を通じて電力の需給バランス調整への活用を見据えた新たなサービスとして、『auでんち』の提供を開始します」とコメントしている。
新サービス『auでんち』の主な特徴
■毎月の電気代を最大3000円割引
蓄電池の運用によって生まれる価値をもとに毎月の電気代から最大3000円(税込 ※2、3)を割り引くことで、日々の節電努力に頼ることなく、家計負担の軽減が期待できる。
なお、蓄電池の初期費用・設置工事費・月額料金はすべて0円(※1)で、追加費用なく導入することが可能だ。
■停電時も電気が使える安心設計
災害などによる停電時には、蓄電池が非常用電源として機能する。気象警報発令時には、蓄電池が緊急充電モードに自動で切り替わり、蓄電池残量を100%まで充電。生活を維持できる〝もしもの備え〟を提供していく。
■環境配慮とおトクを両立する「auでんき ecoプラン」
再生可能エネルギー比率実質100%、CO2排出量実質ゼロの「auでんき ecoプラン」を提供。従来の「auでんき」と同一の料金水準で利用できるほか、電気代に応じたPontaポイントがたまるため、環境配慮とおトクを両立できる。
『auでんち』の仕組み について
■なぜ電気代の割引が実現できるのか
『auでんち』は東京都の補助金活用に加え、家庭に設置した蓄電池を遠隔で統合制御・運用することで得られる収益をもとに、サービスを実現している。
電力は、「使われる電気」と「作られる電気」を常に一致させる必要がある。『auでんち』では、家庭に設置した蓄電池を電力の需給バランスを調整する取り組みに活用することで、電力系統の安定化に貢献している。
こうした蓄電池の運用によって生まれる調整力(※4)は、電力の需給バランスを維持するための「需給調整市場」において価値として評価される。
この需給調整市場で得られる収益の一部を顧客に還元することで、蓄電池の初期費用・設置工事費・月額料金0円での提供に加え、毎月最大3000円(税込)の電気代割引(※2、3)を実現しているのだ。
※4 調整力:電力の需給バランスを調整する能力
■サービスの提供体制
『auでんち』は、auエネルギー&ライフを中心に、auエネルギーグループの連携と外部パートナーとの協業により提供される。auエネルギー&ライフは、サービス提供主体として、家庭用蓄電池を活用したエネルギーサービスの企画・運営を担っている。
auエネルギーグループは、各社がそれぞれの機能を担いながら連携することで、分散電源を活用したエネルギー運用を実現している。特に、株式会社エナリスが持つ電力需給予測や制御技術の活用が、家庭に設置された蓄電池の運用の重要な役割を果たしている。
また、株式会社REDERは通信機器および機器管理プラットフォームの提供を担当しており、サービス提供に必要な機器供給・運用体制を支えている。
さらに、住友電気工業株式会社が提供する家庭用蓄電池「POWER DEPO」シリーズを採用することで、安定した電力供給と信頼性の高い機器運用が実現した。
これらの連携により、グループ全体の知見と外部パートナーの強みを組み合わせながら、家庭の電力を社会インフラの一部として活用し、生活者に価値を還元するエネルギーサービスを提供している。

<住友電気工業 蓄電池 「POWER DEPO」シリーズ>
『auでんち』では住友電気工業製の「POWER DEPO」シリーズを蓄電池として採用。本製品は、省スペースかつ簡単施工が可能な自立型モデルで、壁固定が不要な設計となっている。なお、蓄電容量や出力などの仕様は機種により異なる。
◎詳細はこちらから https://sumitomoelectric.com/jp/products/powerdepo
『auでんち』の対象・提供条件
提供対象/auでんき ecoプランの契約者(『auでんち』と同時申し込み可)
申込方法/
・WEBサイト https://www.au.com/energy/denki/audenchi/
・電話
・訪問
提供エリア/東京都(離島除く)
提供機器
・家庭用蓄電池 ※住友電気工業製「POWER DEPO H」および「POWER DEPO Rx」
申込条件/
・戸建て住宅所有者であること(新築を除く)
・申し込み時点で18歳以上65歳未満であること
・蓄電池の設置場所を確保できること(現地調査にて設置可否を確認)
・同社による蓄電池の遠隔制御に同意できること
・設置対象住宅に太陽光発電(PV)・蓄電池・V2H充電設備等が未設置であること
対象外条件/
・塩害が想定される地域(海岸沿い等)
・蓄電池の設置対象が賃貸住宅の場合
・住宅用途以外の建物の場合
※その他、設置環境等により対象外となる場合があります。
構成/清水眞希







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