2026年4月には日本列島で震度5以上の地震が頻発している
このところ、日本列島は地震が頻発している。4月18日14時54分頃に長野県で震度5強、M5.1の地震が。4月20日16時52分には三陸沖を震源として青森県階上町で最大震度5強、M7.7の地震が発生。北海道や東北の太平洋側を中心に津波警報・注意報が発表されたことは記憶に新しい。さらに4月27日の午前5時23分頃には北海道十勝地方南部を震源とする最大震度5強、推定M6.2の地震が発生している。
この@DIMEでは以前、「災害時、避難所へ行くべき?家にとどまるべき?知っておきたい「在宅避難」という考え方」という記事を掲載し、” 在宅避難では愛車の車内避難も合わせ技として可能になる”とも説明している。クルマの車内はエアコンが効き、ラジオ、TVによる情報収集、スマートフォンの充電が可能で、車種、シートアレンジによってエコノミークラス症候群対策にもなるシートのフラットアレンジ(ベッド化)もでき、横になることもできる空間なのである。
災害時、避難所へ行くべき?家にとどまるべき?知っておきたい「在宅避難」という考え方
災害時の在宅避難について考えておこう 多くの自治体では、災害時の在宅避難が推奨されている。もちろん、自宅が破損しておらず、避難場所として機能する前提だが、いくつ…
在宅避難、ドライブ中の被災では車内に防災用品を積んでおくと安心
その際、車内の防災グッズの用意が欠かせない。ここでは、これからの季節を見据えた、車内に積んでおきたい防災グッズを紹介したい。大災害の際、車内をプライバシーが守れる避難場所として活用できるだけでなく、ドライブ途中に災害にあったときにも役立つアイテムである。
まず、基本的なアイテムとして欠かせないのが、脱出用ハンマー&シートベルトカッター、LEDライト、LEDランタン、飲料水(500mlのミネラルウォーター数本)、非常用トイレ(防臭袋込み)、ポンチョ(レインコート兼、防寒兼、非常用トイレ使用時の羽織)、ウェットティッシュ、ティッシュ、ゴム引きの軍手、マスク、ポケッタブルなレインコート、絆創膏などの救急セット、そしてスマートフォンの充電用ケーブル(できれば2~3本)、筆記用具(ノートとペン)、現金少々などだ。車内にスマートフォンを充電できるUSB-Cがなければ、アクセサリーソケット(シガーライター)に差し込むUSBパワープラグも今や必須といえる。ちなみにモバイルバッテリーは高温下の車内では危険なので、車内への持ち込み(放置)厳禁だ。※寒い季節なら防寒用のひざ掛け(乗車人数分)、アルミブランケットなども必要。ペット同伴の場合はペットシーツ、エチケット袋、防臭袋なども。
脱出用ハンマー&シートベルトカッターやLEDライト、飲料水、ウェットティッシュ、ティッシュ、マスク、非常用トイレなどはすぐに取り出せるようにドアポケットなど車内の収納に用意しておくべきだが、そのほかのアイテムについては、バラバラに揃えておくとどこに何があるか分かりにくくなるため、車載用に用意した防災リュックにまとめておくといい。イザというとき、クルマを離れなくてはならないときにサッとまとめて持ち出せるからである。どんなものを詰めておけばいいか迷った際は、ボルボの純正アクセサリーとして販売している防災リュックの中身が参考になるだろう。
車内に何を積んでおくべきか迷ったらボルボの防災リュックの中身が参考になる
リフレクター付ナップサック(1個)、不織布マスク(8枚)、保温や防水性に優れた簡易ブランケット(1枚)、軍手(1組)、簡易トイレ(1回分×2個)、絆創膏(1箱)、マウスウォッシュ(3回分)、ホイッスル(1個)、カイロ(1個)、圧縮タオル(1個)、クッキー(チーズ味)、クリアボトル(1本)、洗い流し不要のシャンプー(1パック)、ウェットティッシュ(1パック)、厚手ウェットティッシュ(1パック)、緊急連絡先用紙(1枚)、ラジオライト(1台)、飲料水(2本)、畳めるヘルメット(1個)、防水ブルーシート(1枚)
この中で特筆すべきは、緊急連絡先用紙と畳めるヘルメットである。緊急連絡先用紙はクルマから離れざるを得ない際、ドアをアンロックしたままキーを車内に置いておくのは常識として、誰かが所有者にすぐに連絡するために欠かせないデータとなる。そして畳めるヘルメットは、畳めないヘルメットと違い、狭い車内で場所を取らずに収納できるメリットがあり、乗員分、用意することも可能になるのだ。
基本的な車載防災用品以外に積んでおくべきアイテムとは
しかし、それらはあくまで基本的な車載防災用品でしかない。これからの季節の車内は暑さや害虫対策も欠かせない。
災害時、車内でエアコンが効くからといって、際限なくエンジンをかけておくわけにはいかない。電気自動車の場合はパワーをONにし続けるわけにもいかない(ガス欠、電欠)。場合によってはウインドーを開け、換気、風通しの必要がある。しかし、蚊などの害虫が車内に侵入する被害に直面するかも知れない。そこでお薦めなのが、例えばセイワの「楽らくマグネットカーテンメッシュ」だ。紫外線カット率90%のメッシュ生地を使用し、ウインドーへの脱着はマグネットで簡単楽々。日焼け防止、プライバシー保護とともに、害虫の侵入も防いでくれるメッシュ状のカーテンのである。
しかし、そうした、車内の手元に置いておかなくてもいい防災アイテムの数々を、狭い車内のどこにまとめて置いておくか問題がある。ラゲッジルームの床下収納があれば、そこに収めておけばいいのだが、ラゲッジルームに床下収納がないクルマだと、ラゲッジルームにバラバラに積むことになり雑然としてしまう。普段、積みたい荷物のジャマにもなりうる。そこで車内に積んでおきたい防災用品を一か所にまとめておけるアイテムとしてお薦めなのが、セイワのIMP227「ラゲッジスペース収納バッグ」(オンライン専用品)。SUVやワゴン、ミニバンなどの後席のヘッドレストステーから吊り下げるタイプのマチのある大容量かつ防滴・防汚機能のある”車内のトートバッグ”と言えるもので、ラゲッジルームのスペース、使い勝手を犠牲にすることなく、濡れた傘や汚れたスポーツ用品はもちろん、ここでの防災用品をすっきりまとめて収納できるスグレモノなのである。加えて嬉しいのが、後席(ミニバンなら3列目席)から手の届く位置にあるのも便利で嬉しいポイント。サイズはH300×W950×D160mmとなっている。※楽天市場のセイワ公式オンラインショップ、amazonのセイワストアで購入可。
実際、我が家でも、愛車のステーションワゴンのラゲッジルームに装着し、季節に合わせた車内防災用品を一か所にまとめて収納し、重宝している。
「車内にも防災用品を積むと収拾がつかなくなる!!普段は使わないものだけにラゲッジルームの限りあるスペースを犠牲にしたくない!!」という悩みも、セイワのIMP227で解決するというわけだ。とくにドライブ中に災害に遭遇した時、クルマで避難せざるを得ない時の安心に直結するのである。
ちなみに多くの自治体では、災害時の在宅避難が推奨されているが、自宅と愛車が破損していず、避難場所として機能する前提として、車内を非常時のシェルター化するメリットとしては以下の7項目が挙げられる。
1. 住み慣れた環境で家族やペットと過ごせる
2. 避難所では得られないプライバシーが守れる
3. 災害時にもっとも困るトイレ事情をクリアしやすい
4. 避難所とは違い感染症のリスクが低減する
5. 避難生活のストレスを軽減できる
6. 起床時間、消灯時間など生活のリズムがコントロールしやすい
7. 備蓄品があれば普段の生活に近い避難生活が送れる可能性がある
などである。とくに愛犬、愛猫などのペットと暮らしている人は、在宅避難のメリットが大きくなる(避難所にペットとの”同行避難”できない場合を含む)。
文/青山尚暉 モータージャーナリスト・防災研究家
画像/ウエザーニュース 雪岡直樹 青山尚暉
東日本大震災から14年、車内防災グッズと車内避難の有用性を考える
2011年3月11日に発生した東日本大震災から今年で14年。 先日、この@DIMEで「あらためて見直したい災害対策のアイデア10選」を紹介したばかりだが、今回は…







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