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春でも夏日の愛犬連れドライブでの注意点とは

このところ、日本の気候は異常だ。冬がすぎ、春がやってきたと思ったら、いきなり夏日。すがすがしい春の気候があっという間に通り過ぎ、初夏に突入してしまったりする。2026年のゴールデウィークでは、5月2日から一気に外気温が上がる予報で、避暑地の軽井沢でも最高22度の気温となりそうだ。しかも、外気温が20度を超えた晴れの日には、車内の温度も上昇。とくに愛犬連れのドライブ旅行では、1年中毛皮を着ていて足の裏からしか発汗できない、暑さと湿気が苦手な多くの犬種に対しての配慮、暑さ対策が不可欠なのである。

そこで、愛犬連れドライブの基本中の基本として、早朝、夕方以降など、なるべく涼しい時間帯に移動することが望まれる(道が空いている可能性大)。ドライブ途中、高速道路のSA/PAに寄って、愛犬をフレッシュさせ、ドッグランで遊ばせるにしても、太陽が低い位置にある時間帯、路面が熱くならないうちに立ち寄るのが望ましい。クルマをドッグラン近くの駐車スペースに止めるのはもちろんだ。

参考記事:https://dime.jp/genre/2099593/

賢者に聞く「GWの大渋滞」を最小限で切り抜ける方法

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愛犬の乗車位置はエアコンの風が届く後席限定

やむなく晴れの日、気温が高くなる時間帯に移動しなければならないのであれば、車内の空調、日射対策に頼るしかない。この@DIMEではクルマの愛犬の特等席は「エアコンの冷風が届く後席」であると何度もお伝えしているが、理想は後席エアコン吹き出し口のあるクルマ、3ゾーンエアコン装備のクルマの後席に乗せてあげたい。エアコンの冷風が届かないSUV、ワゴンのラゲッジルームに乗せるのはもってのほかだ。飼い主の目が届きにくく、暑さで熱中症になる、愛犬の命にかかわる危険性があるからだ。

3ゾーンの後席エアコン吹き出し口の例
ホンダ・フリードのリヤクーラー操作画面
ホンダ・フリードは後席天井にクーラー吹き出し口がある

なお、外気温が高くなり、常時エアコンを使うこの時期のエアコン使用の注意点として挙げられるのが、「トンネル内などを除き”外気導入”が基本」ということ。JAFが2019年に行ったJAFユーザーテストでは、内気循環のまま走行したクルマの、眠気や軽い頭痛を感じる可能性がある二酸化炭素濃度は、なんと高速道路で最大4520ppm、郊外・山道でのCO₂濃度が最大4730ppm、市街地ではなんとCO₂濃度最大6770ppmとなったという(1000ppm以下なら多くの人が空気が悪いと感じずに済み、1000~1500ppmになると眠気や集中力低下が出やすくなると言われている)。一方、外気導入で走行したクルマのCO₂濃度は常に1000ppm前後と、大きな差が付いたのだ。飼い主はもちろん、愛犬の健康のためにも、トンネル内などを除いて、エアコンは外気導入にしておきたい。

撮影 雪岡直樹

暑さ対策にはクール素材のブランケットやドッグウエアも活用しよう

エアコンの冷風が届く後席に愛犬を適切な風通しのいいサークル、ベッド、そしてハーネスなどを用いて安全に愛犬を乗車させるのは当然として、晴れの日、暑さが予想される日には、愛犬が乗車する位置にクールマット、クールブランケットを敷いてあげるといい。さらに、クール素材のドッグウエアを着せてあげると涼しくドライブを楽しめるはずだ(屋外でも)。

DOG DEPT2026年春夏新作のハーネス&リード

DOG DEPT2026年春夏新作のクールドッグウエア

クールマット、クールブランケットはひんやりとした座り心地、クール素材のドッグウエアはひんやりとした着心地が得られ、ドッグウエアは車内の抜け毛汚れ、飛散防止にも役立つ。クールマット、クールブランケットはドッグカフェ、愛犬同伴可の飲食店のテラス席、宿泊先のソファなどでも重宝するアイテムだ。

DOG DEPT2026年新作のクールブランケット

車内温度上昇抑制にはメッシュカーテンも効果的

愛犬が乗車する後席の空調環境が整っていたとしても、ドライブに絶好の晴れた日には直射日光がウインドー越しに容赦なく照射する。最近のクルマのウインドーにはUVカットガラスが採用されていることもあるが(中・高級車)、車内温度上昇の抑制には、やはり物理的に遮るのがベスト。ただし、ラディクール素材のサイドウインドー用のサンシェードも発売されているが、完全に視界を遮ってしまうため、走行中の使用はNG(駐車中には効果絶大)。そこでお薦めしたいのが、愛犬とドライブする機会も多い筆者が愛用しているセイワの「楽らくマグネットカーテンメッシュ」だ。紫外線カット率99%の視界を妨げないメッシュ生地を用い、脱着もマグネットで超簡単。愛犬が乗車する側のリヤサイドウインドーだけでも覆ってあげれば、車内温度上昇の抑制になるスグレモノである。

セイワの楽らくマグネットカーテンメッシュ

その上で、気温が高い環境下でのドライブでは喉が渇く。エアコンが効いて除湿された車内ならなおさら喉が渇くため、水分補給が欠かせないはずだが、それは犬にとっても同じ。いつでも車内外で水分補給できるように、愛犬用の携帯用ペット水筒や、車内に置いておける水がこぼれにくいペット用水飲みボウルの用意をしておきたい。

というわけで、絶好のドライブシーズンと言えるこれからの季節の”暑さが苦手の”愛犬とのドライブ旅行では、車内外の暑さ対策をしっかりと行い、涼しく快適に楽しんでいただきたい。

なお、クール素材のドッグウエア、ブランケット、カフェマットなどの用意がまだない!!場合でも、それらを購入できるDOG DEPTの店舗は軽井沢(2店)、湘南江の島、木更津、佐野、那須、大洗などにもあるので、現地調達してもいいだろう。

文/青山尚暉

プロミュージシャンからいきなり自動車専門誌の編集者を経験した後、モータージャーナリストに。新車試乗記や自動車関連コラム、防災記事などを幅広い媒体で執筆。クルマのパッケージング、洗車”オタク”でもある。また、ドッグライフプロデューサーとしても活動。愛犬とのドライブ術、ペットと泊まれる宿厳選紹介、ドッグフレンドリーカー選びについて多方面で情報発信中。著書に「ぼくたちの外車獲得宣言」(リヨン社刊)、「すごい海外旅行術」(講談社刊)、「愛犬と乗るクルマ」(交通タイムス社刊)など。輸入車の純正ペットアクセサリーの開発にも携わっている。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員(1994年~。現在は小学館DIME推薦)。

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