経済産業省資源エネルギー庁による2026年1月から3月の「電気・ガス料金支援」が終了し、4月からは実質値上げとなった。これから冷房をフルで利用するシーズンに入ることから、特に電気代の節約には力を入れたいものだ。けれど、日々の生活の中で意外と電気代の無駄をしてしまっているNG行動があるのをご存知だろうか。
「Looopでんき」のLooopが、アンケート調査結果をもとに4つの「ムダ電気習慣」をピックアップし、10年でどのくらいのムダ料金がかかるか試算した結果がこちら。
1.使っていない家電の電源プラグ差しっぱなし:10年間で約70,680円
2.10年以上前の家電を使い続ける:10年間で約38,100円
3.冷蔵庫の詰め込みすぎ:10年間で約46,700円
4.エアコンの設定温度を上げ下げする:10年間で約25,900円
合計額は、約181,380円にも……!
そこでこれらがなぜムダになるのか、また電力会社を見直すことで、どんなメリットがあるのかをLooopの広報・PR課 福田沙季氏に聞いた。
なぜ無駄になる?4つの習慣とその対策
1.使っていない家電の電源プラグ差しっぱなし
「家電の電源を切っていても、プラグがコンセントに差さっているだけで『待機時消費電力』という電気が流れてしまいます。内訳は『機能維持』のため、リモコンの合図をいつでも受け取れるようにする『指示待ち』のため、回路に電気が通ってしまう『接続損失』の3つです。これらが少しずつ電気代の無駄につながってしまいます」
●対策
・主電源のこまめなオフ
・スイッチ付きタップの利用
・オートOFF機能の設定
2.10年以上前の家電を使い続ける
「『まだ動くから』と大切に使うのは良いことですが、10年以上前の家電は、最新モデルに比べると省エネ性能に大きな差があります。特にエアコンや冷蔵庫などは、この10年で電気を効率よく使う技術が驚くほど進化しました。
古い製品は最新機種より多くの電力が必要になります。気づかないうちに『余分なコスト』を払い続けている状態。思い切って買い換えるだけで、家計の電気代をグッと抑えられる可能性が高いです」
●対策
・「省エネルギーラベル(※)」を参考に買い換える
※国が定めた省エネ目標(トップランナー基準)に対して、どれだけ達成しているかを星の数や%で示したもの。星が多いほど、家計に優しい製品だという客観的な目安になる。
・主要家電から優先的に見直す
3.冷蔵庫の詰め込みすぎ
「冷蔵庫の中に食品をぎっしり詰め込んでしまうと、庫内を冷やすための『冷気の通り道』がふさがれてしまいます。冷気がスムーズに回らなくなると、場所によって温度にムラができます。すると、冷蔵庫は『もっと冷やさなきゃ!』と過剰にパワーを使ってしまい、その分だけ電力が無駄になります」
●対策
・少し間隔を空けて、冷気が通れる「隙間」を作る。
【参考】詰め込んだ場合と、半分にした場合の比較(*)
年間で電気43.84kWhの省エネになり、約1,360円の節約に。
4.エアコンの設定温度を上げ下げする
「エアコンが最も電気を使うのは、実は『スイッチを入れてから設定温度に到達するまでの間』です。無意識のうちに極端な設定温度にしていると、エアコンは常にフルパワーで動き続けることになり、本来なら抑えられたはずの電力を浪費してしまいます。“なんとなく”の冷やしすぎや温めすぎが、実は電気代の大きな無駄につながっています。
裏を返せば、少しの意識で大きな節約ができるということ。無理のない範囲で、夏の冷房時に設定温度を1℃上げたり、冬の暖房時に1℃下げたりするだけで、エアコンの稼働負荷は驚くほど軽くなります。このたった1℃の積み重ねが、年間で見れば金額の差となって現れてきます」
●対策
・「あと1℃」を意識した温度設定
例)夏の冷房は28℃、冬の暖房は20℃(室温ベース)を目安に、今の設定から「1℃」だけ緩める。
■他に電気代の無駄になる行動として
・炊飯器の保温を長時間続ける
・少量を頻度高く洗濯機にかける
などがあると福田氏は言う。一度にまとめて済ませる場合と比べて、意外と多くの電力を消費してしまうそうだ。気に留めておこう。







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