CEFRとは何かご存じだろうか?
CEFRとは、ヨーロッパ言語共通参照枠(Common European Framework of Reference for Languages:Learning, teaching, assessment)の略で、語学能力の国際指標のことだ。
CEFRには、A1、A2、B1、B2、C1、C2という6段階の評価が存在するが、英語学習者の多くは「B1の壁」に直面するという。その理由はいったい何か。
レアジョブはこのほど、「B1の壁」と従来の英語学習の落とし穴について解説した記事を公開した。ここでは記事の一部抜粋を紹介する。
グローバルビジネスで通用する英語力を持つ日本人は7%
「英語で責任ある仕事ができるレベル」と言われるCEFR B2以上を保有する人は、実は、スピーキングテストを受けた日本人のうち7%しかいないという調査結果がある。これに対し、外資系企業社員の最多レベルは「B1High」であり、「B2」以上が4分の1を超えていることも判明している。
なぜグローバルビジネスでは「B2」以上が必要といわれるのか?
CEFRには、その言語で何ができるかをレベル別に細かく定義した「CanDo」というものがある。
CanDoはここで記載されている他にも様々な要素が含まれるが、その一例として、まずB1は、自身の興味のある領域で会話を継続できたり、英語の会議に難なく参加できる水準とされている。一方、B2は、自立的に言語を使用し、外国籍メンバーを交えたビジネスの場において、議論や会議をリードできるスピーキング力が求められることがわかる。
つまり、B2以上になって、やっと、物事や人を動かし、成果へと導くための言語運用ができる段階に入るのだ。この違いはグローバルビジネスを推進するうえで、大きな差として表れる。
B1以降で伸びる人・止まる人の決定的な違いとは?
B1以降で伸び悩む理由は「従来の語学観」にあるかもしれない。
《従来の語学観》とは?
「英語ができる」とは、「正確で間違いのない英語を流暢に話せること」と捉えられがちだ。しかし、CEFRにおけるスピーキング力は、より多面的に捉えられている。
具体的には、「一貫性」「やり取り」「表現の幅」「正確さ」「流暢さ」「音韻」という6つの指標(指標別評価)に加え、コミュニケーションの目的を達成できているかを評価する「タスクアチーブメント」の7つによって構成されている。
正確さ・流暢さ・音韻といった要素に重点をおくことで、ある程度スピーキング力は伸びる。しかし、それ以上の、例えばB1以上のレベルを目指す場合には、学習のアプローチ自体を見直す必要がある。
上達の鍵は、スピーキング力の“因数分解”
スピーキング力の伸び悩みを乗り越えるためには、その構成要素を正しく理解することが重要だ。B1までは、語彙や文法・発音・流暢さといった面ができると、ある程度のコミュニケーションが成立する。日常的な話題であれば、限られた表現でも意思疎通が可能だからだ。
一方、B1High・B2に進む段階では、単に話せるだけでなく、自分の意見を論理的に説明する力や、相手との関係性を踏まえて発言を調整する力など、より高度なコミュニケーション能力が求められる。そのため、従来のような語彙・文法中心の学習だけでは限界があり、「伝え方」や「やり取りの質」をもっと意識して学ぶ必要がある。
こうした「B1の壁」を乗り越えるためには、従来の学習から脱却し「相手に伝わり、行動を促す」コミュニケーション力を高める学習へと、学び方を転換することが欠かせない。この転換こそが、B1の壁を越え、グローバルビジネスで価値を発揮するための鍵となる。
出典元:株式会社レアジョブ
構成/こじへい







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