4月10日、『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』が公開されました!公開3日間で観客動員231万人、興行収入35億円を突破。シリーズ歴代No.1スタートという勢いですが、皆さんはもうご覧になりましたか。
私は公開初日、大事な対局に負けてしまった後ふらふらの足取りで映画館に向かったのですが、観終わった頃にはそんな疲れも吹き飛んでしまいそうなほど、パワフルで魅力的な作品でした!
早々に3羽捕る(ばとる、「ハイウェイの堕天使の」の鑑賞回数を数える公式ワード)してきたところで、勢いのままこちらの記事も執筆しています。
公開直後からさまざまな反応が出ていて、まさに“今年のコナン映画らしい盛り上がり方”をしているように感じます。
本記事では、少しだけ本編のストーリーに触れながら、いちコナンファンそして女流棋士として心が動いた場面について執筆しました。
(ちょっとのネタバレもNGという方は、ぜひ映画を観てからご覧ください!)
アニメおすすめのアニメ予習回を知りたい方はこちらの記事にまとめていますので、ぜひお読みください。
コナン大好き女流棋士・香川愛生が劇場版コナンの最新作を語る!?履修すべきは「風の女神・萩原千速」と「揺れる警視庁 1200万人の人質」
DIME読者の皆さん、はじめまして。日本将棋連盟所属の女流棋士、香川愛生(まなお)です。 今回は大の『名探偵コナン』ファンとして、コラム執筆の機会をいただきまし…
田中敦子さんが演じた「萩原千速」に新たに命を吹き込む声優 沢城みゆきさん

まず、今回どうしても触れたいのが沢城みゆきさんです。
もともと萩原千速の声は田中敦子さんが担当されていました。田中さんは『名探偵コナン』ではメアリー・世良役でもおなじみで、2024年に亡くなられたときの衝撃は、今も忘れられません。
その後を引き継ぐ形で千速を演じているのが沢城みゆきさんです。
凛とした強さ、品のある色香、そして時折のぞくやわらかさ。田中敦子さんの声を受け止めながら、今の千速として自然に立ち上がっていくのは、沢城さんだからこそ成せることですよね。
話し方のひとつひとつはもちろん、無音の間や息遣いにも思わず息を呑みました……。
沢城さんのインタビューもDIMEに掲載されるそうですので、そちらも楽しみです。
そして、エンディングの最後に流れる「In Memory 田中敦子」のクレジット。何度みても、目頭が熱くなってしまいます。
お二人をはじめ、キャラクターたちに命を吹き込む声優の方々のおかげで、アニメのコナンはいっそう魅力を高めていますよね。
萩原千速役・沢城みゆき「田中敦子さんの音色を継承したい」、DIME最新号にインタビュー掲載
4月10日公開の劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』のメインキャラクター・萩原千速のCVを担当する声優・沢城みゆきさん。沢城さんは、2024年8月に亡くな…
萩原千速の強さ

本作を観て改めて感じたのは、萩原千速というキャラクターの強さです。
白バイで駆ける姿の美しさや華やかさはもちろん、“市民を守る警察官”として、危険な瞬間に迷わず身体が動く場面はとにかくかっこいいですよね……。
千速は決して無傷の存在ではなく、弟・研二と、その親友であり自身に思いを寄せていた松田陣平を爆弾事件で失い、深い悲しみを背負っているはずです。
にもかかわらず、落ち込む姿も、涙する姿も見せず、毅然と警察官としての正義を全うするところに、彼女の強さを感じずにはいられません。
だからこそ、ルシファーの乗り手の危うさがより際立つんですよね。
対になる側の闇、弱さが深く見える。そのコントラストが、本作の見やすさにもつながっている気がします。
研二がとある人と電話で、千速の話をしている場面。千速は耳をそばだてますが、「姉貴は――」と語ろうとしたところで、続きを聞きそびれてしまいます。
その日に研二は爆弾事件で亡くなり、本人の口から続きを聞くことは叶いませんでした。

本作で“風の女神”としてスクリーンを駆ける千速ですが、研二、そして松田陣平を思い出す場面では、彼女の中でどこか時が止まってしまっているようにも見えました。
大切な弟と、その親友が立て続けに殉職してしまえば、そうもなりますよね……。
しかし、その「研二が言おうとしていたこと」はついに、劇中の緊迫した場面で明かされます。
もう、私ですら言い表しようがない思いでしたから、千速さん本人の感情はいかほどのものか……!
それによって千速の時間や心が動き出し、そして加速していく瞬間こそ、本作最大の見どころと言えるのではないでしょうか。
ぜひ映画館で観ていただきたいです!
研二の親友・松田陣平も、しっかり存在感を見せてくれていましたよ……!
私自身勝負の世界に身をおく者ですが、対局に負けて落ち込んでいるときに鑑賞したこともあいまって、千速の強さに尊敬すら感じてしまいました。
観終わる頃には、私も千速さんみたいになりたい……!と、勇気が湧いてくるようでした。
ファンがニヤリとした過去作のオマージュ
たとえば終盤の爆弾のシーンですが、これはもう、劇場版第1作「時計仕掛けの摩天楼」のオマージュですよね!
職業柄記憶力がいいのもありますが、何度も何度もみた名作ですので、思い出さずにはいられませんでした。
他にも、この作品を意識しているのかな?という場面もあって、確かめるためにも見返したくなってしまいます。
来年は劇場版『名探偵コナン』30作目!
そして、やはり最後に触れたくなるのが、2027年公開の劇場版予告です!
劇場版『名探偵コナン』は2027年に第30弾を迎えますが、最後の予告では、みんな大好き(ですよね!?)ビッグベンのシルエットが!
そして、新一が蘭に告白した思い出の場面の声が流れました。
これはロンドンが舞台になると言ってよいですよね……!?
シャーロック・ホームズの聖地でもあり、ミステリー最高の聖地が舞台になると想像するだけでわくわくしてしまいます。
GW公開ということで、新一の誕生日である5月4日近くの公開になりそうですね。
『ハイウェイの堕天使』も30作目に向けて、ますます期待の高まる一作でした。引き続きファンとして、作品の盛り上がりを見守っていきたいと思っています!
(C)2026 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
文/香川愛生
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4月16日発売のDIME6月号では今年TVアニメ30周年を迎える「名探偵コナン」を大特集!
アニメ制作の舞台裏から視聴者を惹きつける理由、放送開始から現在まで130曲以上の歴代OP・ED主題歌まで総まとめ! もちろん4月10日に公開となる劇場版『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』の見どころ、監督や主題歌を担当したMISIAさん、荻原千速を演じる声優の沢城みゆきさんなどにもインタビュー。ファン必見の保存版の特集です!
表紙は萩原千速とコナンをあしらった通常版とアニメ30周年を記念したスペシャル版の2種類を用意しました。特別付録の『名探偵コナン』折りたたみモバイルコンテナにも注目!
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DIME 6月号

DIME 6月号 アニメ30周年スペシャル版
【特別付録】『名探偵コナン』折りたたみモバイルコンテナ
※付録はDIME2026年6月号通常版・増刊版共通です
劇場版最新作でも大活躍する萩原千速のシルエットをプリント!折りたためばコンパクトに収納できる優れモノ。小物の整理やコナングッズの収納にもおすすめ!
取材・文/峯亮佑







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