つみたてにいさんが提唱する「株主還元の3本の矢」と注目銘柄5つ!
株主還元は「業績堅調」「財務鉄壁」「株主想い」の3つの条件が揃うほどにその確度は高くなると考えています。
個人的にこれを「株主還元の3本の矢」と位置づけています。
――なんだか戦国武将の毛利元就の格言みたいな言葉ですね。
はい。そうですよね(笑)。
・ 業績の成長なくして還元なし
・ 財務の余力なくして還元なし
・ 株主に向いた経営なくして還元なし
と考えています。
これに当てはめるとリコーリースは業績の成長も申し分なく、還元余力もまずまず。何より配当性向は2026年3月期に40%以上、2030年3月期に50%を目安としていて、しっかりと「株主に向いた経営」がされているので中長期の増配に期待して保有できます。
――リコーリース、いいですよね。実は私も保有しています。他にもおすすめ銘柄があればぜひ教えてほしいです!
はい。いいですよ。今回紹介する「増配株×増待株」銘柄は、5つあります。平和不動産(8803)、中央自動車工業(8117)、ジョイフル本田(3191)、大日本塗料(4611)、クロスプラス(3320)を推したいと思っています。
■平和不動産(8803)
平和不動産は、9期連続の増配銘柄です。また、2026年1月に株主優待拡充を発表したのも記憶に残っています。この銘柄は3月権利で、長く保有するほど株主優待が増えます(200株では継続保有3年未満で4,000円相当、3年以上になると5,000円相当がもらえる)。また議決権行使の御礼としてお菓子が届く点も「株主想い」な姿勢が表れていて個人的に好感が持てます。
同じく直近、株主優待を拡充した中央自動車工業、ジョイフル本田にも注目しています。
■中央自動車工業(8117)
中央自動車工業は、11期連続増配の銘柄であり、直近、株主優待を拡充した「増待株」です。株主優待は3月権利、100株保有で、3年未満2,000円相当、3年以上で3,000円相当の商品がもらえます。また同社は2016年の創業70周年に記念配当を行っており、今期は創業80周年なので追加の記念配当にもちょっぴり期待しています。
■ジョイフル本田(3191)
ジョイフル本田も、連続増配銘柄であり、株主優待も増えていく「増待株」です。商品券やカタログギフトなどから選べるのですが、100株保有だと、3年未満では3,000円分。3年以上だと4,000円分になります。また6月20日権利の珍しい銘柄でもあります。
このほか、DOEを中期経営計画の目標に取り入れている大日本塗料、クロスプラスも「増配株×増待株」に期待している注目銘柄です。
■大日本塗料(4611)
大日本塗料は、2026中期経営計画において、株主還元指標としてDOEを採用。2026年度にDOE 3%、2029年度にDOE5%を配当の目標にしており段階的な増配に期待できいます。到達を目標にしています。また、株主優待はオリジナルQUOカードで、100株保有で、1年以上の継続保有で1,000円。3年以上で2,000円がもらえる「増待株」でもあります。3月権利の銘柄です。
■クロスプラス(3320)
クロスプラスも、中期経営計画で2028年1月期にDOE2.5%への引き上げを目指して毎年増配すると発表しています。また、株主優待は100株保有で3,000円分のオンラインストアクーポンで、2年以上の継続保有では2,000円増額されます。そして、抽選にはなりますが、100株保有で30万円相当の旅行券も当たるかもしれないというお楽しみ要素もあります。こちらは1月権利の銘柄です。
――ありがとうございます!これは銘柄を保存したくなりますね!
配当金を受け取ったら、すぐに使うこともできますし、未来の配当金を増やすために、再投資することもできます。株主優待は、使用期限があるもの受け取ってすぐに生活を豊かにしてくれ、生活支出も抑えてくれます。QUOカードや商品券は使うタイミングまで保有していてもいいわけです。
つまり、この2つ(配当金と株主優待)が両輪で増えていく「増配株×増待株投資」は今を豊かにしながら、将来も豊かにしていく投資法と考えて実践していますよ。
文/谷口 久美子
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