
「紙」が見直されているのかもしれない。
学校の教科書もデジタル化が進んでいるが、一方で「紙の教科書のほうが覚えが早い」という声も相次いでいる。国外では一度デジタル教科書を取り入れながらも「紙教科書への回帰」を行っている国もあるそうだが、これは「紙とデジタルの両方を選択することができる」という話に過ぎないのではないか。SNSには「どちらか一方でないと」と声高に主張する人が多いが、児童や生徒にとって「選択肢が増える」というのは良いことのはずだ。
ともかく、「紙」は今でも重要な記録媒体として活用されているということをここで強調しておきたい。
そんな現代において、「ブッククリップ」というものが注目されているようだ。
『ウカンムリクリップ』を買ってみた
筆者はたとえ雑誌でも、本は極力綺麗に使いたい性格の人間である。
故に、筆者は「ページに折り目をつけてしおり代わりにする」という行為がどうしても理解できない。そんなことをしたら、本が傷んでしまう。漫画やハードカバーの本でそれをやっている人を見たことがあるが、筆者の価値観からすれば「あり得ない行為」だ。
本を広げた状態で固定する意図で、本の背の付近に思いっきり折り目をつけるのも嫌と感じるのが筆者の性格である。
そんなわけだから、@DIME編集部から「ブッククリップが注目されている」という話を聞いて無関心ではいられなくなった次第だ。ある意味で、筆者が待ち望んでいた時代が到来した……のか?
今回購入したのは、サンスター文具の『ウカンムリクリップ』。商品名の通り、漢字のウカンムリ(字、完、客、宗など)のような形をしている。洗濯バサミのような使い勝手で、「ガバッ」と大きく開くようになっている。
極めて単純な構造のこのグッズ、実際に使ってみると普段の読書がほんの僅かに、しかし確実に「良い変化」が訪れる。
ページを確実に保持!
この記事を執筆している最中、筆者は雑誌にも目を通している。基本、この仕事はマルチタスクを余儀なくされる。
ふと、便所に行きたくなった。その場合、ウカンムリクリップで雑誌の側面を挟んでしおり代わりにする。随分と大きなしおりだが、その分だけ再び雑誌を手に取る時にサッとページを開くことができる。
文字で書けば非常に簡素になってしまうが、実際にウカンムリクリップを使ってみると日常のちょっとしたストレスを回避できることがはっきり——まさに肌で実感できる。特定のページをじっくり読む際は、雑誌の上部をウカンムリクリップで押さえる。この状態を、ウカンムリクリップがいつまでもキープしてくれるのだ。
筆者の仕事は、つまるところ「参考文献との格闘」である。図書館で本を借りて、それを電源付きのカフェに持ち込んでページを開きながらノートPCで執筆……ということもよくある。ライターという商売は、デジタルとアナログの両方を常に使いこなさなければならないのだ。
このウカンムリクリップ、そんな場面で活躍するために考案された製品ではないか。







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