株式電通をはじめdentsu Japanの10社が参加する入社式「Day One Ceremony 2026」が4月1日に行われた。
電通は3月27日に佐野傑元社長が電通グループの代表執行役社長 グローバルCEOへの就任に伴い、佐野氏の後任に副社長の松本千里氏が4月1日付で電通の代表取締役 社長執行役員に昇格した。
入社式は新社長にとっても”Day One”であり注目が集まっていた。電通グループの中核である株式会社電通の新トップは新入社員の前で何を語ったのか。

新社長が語る「電通人」の哲学
「Day One Ceremony 2026」で緊張する新入社員を前に登壇した松本社長は「何を隠そう私も本日社長に就きました。勝手ながら皆さんを精神的同期と捉えていますので、これからも末長くよろしくお願いいたします。たまには同期会に誘ってください」と切り出し、会場は大きな笑いに包まれた。
松本社長は慶應大学卒業し株式会社電通に入社。長らく関西支社営業局で活躍した経歴を持つ。早速この経歴を生かした”関西仕込み”の掴みで会場の空気を自分のものにした。続けて松本社長は「電通人」の哲学を説いた。
「電通は、何よりも『人』が財産です。『電通人』という言葉、この先、何度も聞くことになると思いますが、電通には個性あふれる人が多い。私たちの仕事は、さまざまに異なる個の力、ひいては人間力を掛け合わせた先に生まれるものです。たくさんの人に出会ってください。部署を越えて、多様なクリエイティビティに触れ、学んでください。さまざまな価値観や感性の中で、皆さん一人ひとりの個性や能力は育まれていくはずです。
そのためにも皆さんには、素直であってほしい。できることだけでなく、できないことも仲間と分かち合う。相手と本音で向き合うためには、まず自分が素直になることが大切であると私は考えます。
そしてこの先、うまくいっている時や、当たり前と思うことにこそ、『それって、本当?』と考えてみてほしい。都合よく捉えていないか?そもそも自分の価値観は、世の中とズレていないか?謙虚に冷静に足元を確かめられる人こそが、挑戦し成長できる人であると私は思います」
巧みな話術で好スタートを切ることができた松本社長。今後、どのような手腕を見せてくれるのか楽しみにしたい。

取材・文/峯亮佑







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